2-4話 ページ5
Aside
「う〜ん…まぁ……」
「なんだよその煮え切らない反応〜！」
いや、なんだかな〜〜...?
「確かに、魔法封じはやりすぎかもしれないけども…」
「だろだろ？」
さては、お前反省してないな
「ハッ！もしかして………」
「ん?どったのグリム様」
突然グリム様がなにかひらめいた様で
目を見開いて、言葉を続けていく
「もしかして、3ホールもあったなら
『パーティ用』かもしれないんだゾ
誰かの誕生日とか。オレ様、名推理すぎるんだゾ！」
「あー、確かに」
「誕生日ィ？」
「だとしたら怒るのもトーゼン。
そうじゃなかったとしても駄目だし」
「と言うかエースまず謝ったの...?」
「う……。オレ、アオイなら
絶対に『寮長が横暴だっ！』って言ってくれると思ってたんだけどぉ？」
いや言わねーよ
どんなイメージだよ俺
エースはあれから、不貞腐れたように口を尖らせている
...見るからに『しゅん』としている
ソファーから立ち上がり、エースの頭の上にぽんと手を置く
そのまま、淡々と言葉を紡いでゆく
「はぁ、確かに少し横暴だけど
盗み食いを働いたエースも悪いよ」
「アオイの言う通りなんだゾ。
先に盗み食いしたオマエも悪いんだゾ。」
「えぇ〜マジでぇ〜……？」
「じゃあ、明日辺りに謝りにいくか
早いに越したことはない」
「そう簡単に許してもらえるのか〜？
食べ物の恨みは恐ろしいんだゾ。」
「アッ！そういえばオレ様も
まだ学園長からツナ缶もらってねぇんだゾ!」
余計なコト思い出させちゃった...。
「はぁ、わかったよ。謝ればいいんでしょ。
……アオイが提案したんだからちゃんとオレと一緒に来いよな。」
おっ、やっと謝る気になったぁ
「んー、おっけぇ」
「...おう」
不安そうな顔すんなし
「とりあえず！今日どこで寝ればいい？」
「オメー、本当に泊まる気か。」
「図々しいな、トラッポラ」
大体のところの修理は終わったんだけど...
さっき大体のベット達がお亡くなりに
んなことある?ってスペキャ顔になったわ
「オレ様とコイツの部屋以外ベット壊れてるんだゾ」
「ベットが...集団でご臨終に」
「ええぇーー...」
「アオイ〜、部屋に泊めてよ。
オレ、スマートだから幅取らないしさ。ねっ」
「はぁ、良いよ」
「そうだよな、駄目だよ＿＿＿な、えっ?」
「良いよ、いっしょに寝ても」
続く (更新停止中)
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紙粘土 - ご指摘ありがとうございます!すみません、すぐ修正致します。 (2021年10月24日 15時) (
レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
寝子(プロフ) - とても面白いです！ここまで一気に読ませていただきました。ただ…少しだけ気になったのですが…「貴女」←だと女性を指す表記だと思うんです。主人公は男性なので「貴方」が適当かと…すみません…読むときに気になってしまって…内容はとても面白いです！ (2021年10月24日 10時) (レス) @page5 id: 031b8fe371 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - ありがとうございます!お褒めいただき恐縮です。これからも体調面にも気を付けつつ更新していきたいと思います。 (2021年10月23日 3時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 続編おめでとうございます！｢��｣から見させていただいていたのですが、言葉選びや表現がとても素敵で大好きです。これからも無理のない程度に頑張ってください！ (2021年10月23日 2時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
紙粘土 - 前作から見ていただいているとは...とてもありがたいです。ただいまお話を考えておりまして、更新が遅くなるかもしれないのですが待って頂けると嬉しいです。コメントありがとうございます。長文失礼致しました。 (2021年10月22日 23時) (レス) id: 0355e6519f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紙粘土 | 作成日時：2021年10月22日 13時
