3-39 粒目 ページ40
ほんの少し、眉間にシワを寄せた月島。
月「………。」
何も言わない…月島の冷めた視線。
胸の奥に突き刺さるような感覚がある。
月「山口。帰り、水宮送れる？」
山口は小さく、え。と言って固まっている。
貴「月島…。」
月「別に僕じゃなくても、誰かいれば危なくないでしょ？」
山「あ…えっと…俺は全然構わないし…送ってくつもりだけど…。」
気まずそうに私と月島を見る山口。
月「ん。じゃあよろしく。」
ヘッドホンをつけて夜道へ消えていく月島。
その後ろ姿を眺める。
山口は黙って横に立ってくれてる。
貴「待っててくれない？なんて、どの口が言ってんだって話だよね。」
行こうか。と山口に声をかけて歩き始めた。
いつもなんだかんだ優しい月島。
その彼の冷たい視線と後ろ姿は
すごく印象的だった。
貴「別に喧嘩してる訳じゃないから大丈夫だよ。山口。」
横でオドオドしている山口に声をかけた。
貴「私が…お節介しすぎかな…？」
山「それは…そんなことないと思います。水宮さんに気にしてもらえる事は…
ツッキーは嬉しいはずで…。」
貴「……。」
山「…！！あ！！えっ….と…。今のは…。」
今度はバタバタと慌て出す山口。
貴「ふふ。大丈夫だよ、山口。」
山「…え？」
貴「大丈夫。」
山「……。」
どうしても月島は私の大事な後輩で…
放っておくことができない。
中途半端な私が彼を心配して
助けてあげたいなんて
どうかしてるのかもしれない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも - 水無月のぞみさん» 私は好きだよ？？？？ (3月13日 7時) (
レス) id: 12bc70a190 (このIDを非表示/違反報告)
水無月のぞみ - 元々月島はあんまり好きじゃないので、この話で邪魔して来るのヤダ。もっと嫌いになりそう。 (3月13日 7時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
chocola ぽんむ(プロフ) - コメントありがとうございます！誤字も多く、毎日少しずつの更新ですが、最後まで頑張ります！とーっても励みになりました。これからもよろしくお願いします。byぽんむ (2020年9月28日 3時) (レス) id: ecbc6eb541 (このIDを非表示/違反報告)
narumin(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します！最近こちらの小説を見つけて読ませていただいていたのですが、毎回とても続きが気になる程好きで、更新を楽しみにしています！！応援しています！ (2020年9月27日 23時) (レス) id: 5a86567978 (このIDを非表示/違反報告)
chocola0810(プロフ) - ゆきうさぎ様 嬉しいコメントありがとうございます！赤葦カッコいいですよねー。でもタメ口難しくて苦戦してました…頑張ります！ありがとうございました ぽんむ (2020年9月22日 15時) (レス) id: ecbc6eb541 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽんむ | 作成日時：2020年9月18日 6時
