1話 ページ2
｢閻魔大王!!｣
｢阿鼻地獄で川が氾濫していますっ｣
｢天国から要請書が!｣
｢黒縄地獄は、財政破綻しそうですっ｣
今日も地獄は相変わらず忙しい。
体がトトロ程、大きい閻魔大王にドンドン相談が寄せられてるのを見て隙を狙ってハンコを貰わねば…！
むぎ「閻魔大王っ！」
周りにいる皆より目立とうとぴょんぴょんと跳ねてアピールするが、全然気づいて貰えないっ…！！めげそう！
閻魔｢今、いっぱいいっぱいだよ!｣
｢大王ー。"果樹園を焼いた者はサトウキビでめっちゃ叩く"って現代にあってないと思います。改正しましょう｣
閻魔｢あー、えーっとね…阿鼻は、政令指定地獄でしょ、そっちで何とかして。
天国のことは知らないよー鬼灯君にでも相談してっ｣
むぎ｢閻魔大王、この書類もお願いします…！｣
閻魔「むぎちゃん、その書類にハンコおしとくから鬼灯君を探してきてぇ！」
私の書類を受け取ってくれた閻魔大王は、半ば悲痛な叫び声をあげ鬼灯様の捜索を頼んできた。
どうやら鬼灯様は視察に向かっているため閻魔殿には不在らしい、私が探さなきゃ！と意気込みゴツゴツとした地面を下駄で歩いていたのだが
?｢だからよォ!!!｣
と荒々しい声が聞こえ足を止める。
何事かと思い声の方を見ると、そこには犬、猿、雉を連れて刀を振り上げている男がいて、近くにいる鬼に何があったのかと聞こうとしたが目に入った動物を見る
むぎ｢あぁ…もしかして童話の｣
?｢ここで一番強いやつ連れて来いっつってんの！｣
男が声を荒らげて文句を言い放っているのを暫く傍からみていたが「むぎ様、来てくれたんですね！」と声をかけられてしまった。
どうやらこの人も鬼灯様を探しているらしいのだが、中々見つからないらしい…「一緒に探しましょう！」なんて言える状況でもないことは確かだ
?｢お！そいつが上官だなっ！俺と勝負しろ！｣
むぎ「わ、私？！上官じゃないです！」
上官と言われ思わず反射的に否定してしまいその場はなんとも言えない空気に包まれる
むぎ「ほ、鬼灯さまぁ…(鬼「むぎさん、あの困ったさんはどの子ですか？」
鬼灯様が来てくれたおかげでなんとも言えない空気を打破してくれた
問いかけられた質問に私は「あの方多分桃太郎って人だとおもいます」と耳打ちすると鬼灯様は呆れた視線で見つめる。
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夜桜 蝶(プロフ) - さん» すみません！教えて下さりありがとうございます！これで切れたと思います！ありがとうございます！ (1月31日 20時) (
レス) id: b8eee2014e (このIDを非表示/違反報告)
- オリフラ立ってます (1月31日 18時) (レス) id: bcf4f5a7ae (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 蝶(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新させて頂きました！ (12月17日 19時) (レス) id: b8eee2014e (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (12月6日 9時) (レス) @page13 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜蝶 | 作成日時：2023年8月2日 17時
