酔いが覚めたら。Hikaru.Y

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エレベーターの扉が開くとそこは私達マーケティング課のオフィス。


広告の宣伝やイベントの企画など
アイデアマンが必要となる重要なお仕事





A ｢友梨さんおはようございます｣



｢あ、Aおはよ〜｣


私の大好きな先輩の友梨さんにはお子さんが2人。

色々なこと教えてくれる優しくて可愛い先輩




.




宏太 ｢おっはよ〜｣



雄也 ｢おはよ｣




どうしてだろう。


あの日、記憶が無いくらい私べろべろだったのに
みんなその事に触れないのはどうして？




.



光 ｢おはよーう｣


2人に続いて光さんも出勤し、
マーケティング課全員揃いました。




光さんの顔を見るとやっぱり申し訳なさが溢れてもう1回謝ろうと椅子から立とうとした時、




宏太 ｢で、光どうだったの｣



雄也 ｢あ、俺も聞きたい！｣


.



何が何だか分からず、見つめ合う私と友梨さん。


なになにって友梨さんが聞くと





宏太 ｢この前、光がAちゃん帰り道一緒だからって2人で帰ってった後の話｣



｢え、気になる｣



雄也 ｢でしょ〜？！｣







…………光さん？

もしかして一緒に帰ってる途中で私気を失ったって事ですか？



私、光さんになんてこと………







光 ｢ちゃんと家まで送ったけど｣



雄也 ｢え〜こう見えて意外としそうなのに光くん｣



｢Aほんと？襲われてない？｣


ずっと黙っていたけど話を振られると
更に変なドキドキが増す心




光さんも今同じ気持ちなのかな。



.






A ｢はい、ほんとです…｣



半分嘘で、半分本当。

自分の家に帰ったのは嘘、襲われてないのは本当…


なんか複雑なモヤモヤした気持ち。





宏太 ｢酔った勢いで〜って漫画でよくあるのにな｣



光 ｢俺そんな人じゃないから｣





光さん落ち着いていて
話が広まんないようにしてくれて


どこまで優しい人なんだろう。

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