煙草〔K.S〕

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そこからは、

イケメンにどこ高？とか色々聞かれて、

私もどさくさに紛れて名前を聞いてみた。

ちょっと不思議な顔をしたから、

なんで？って聞かれるかと思ったけど、

普通に、

加藤シゲアキ。

って。

シゲアキかぁ…

なんか、、かっこいい。

そして、
どんどん回ってるうちにお昼ぐらいになり、


「あ、えーと、なんか食べる？」


え！一緒に！、と思ったけど、さすがにそれは迷惑だよね。


『いや、お昼にも付き合ってもらっちゃあ
悪いので！
あ、じゃあ、ここら辺で！ありがとうございました！！

ほら、祐也行くよ！』


そう言って祐也の手を引っ張って、
そこから離れようとすると、


「…あ、そっちは外でちゃうぞ！」


後ろから大きい声で呼び止められた。

うわ、恥ずかしい…


『す、すみません！…ど、どっちでしょう？』


恥ずかしけど、分からないから聞くと、

加藤先輩は少し笑って、


「いいよ。じゃあ、そこまで一緒に行こう。」


って言ってくれた。


な、なんて優しいんだろう…！

そう感動してると、


「おい、置いてくぞ〜」

って祐也が急かす。

『ちょ、まってー！』


……今日は走ってばっか。

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