煙草〔K.S〕

＿4 ページ6

電車とバスと少しの歩きで、

やっと大学に着いた。


通うには少し遠いかな、なんて。

どうせ受からないけど。笑


大学に入ると、すぐに優しそうな男の人にパンフレットを貰った。


「あざーっす。」


ちょ、祐也なんか軽い！もっと緊張しなよ！


·


はいると、そこはすっごく綺麗で広くて、

さすが名門校だなって。


「うわ、すげーな。Aどこ見る？」


うーん。まあ、近いとこから見よ。


『じゃ、こっち！』


くるっと向きを変えて歩くと、


「あ、A…」




ドンッ！！



『きゃ！』



誰かとぶつかった。

やばい、大学生かな、、謝んなくちゃ。



『ご、ごめんなさ…えっ！』



い、インテリ系イケメン！


「あ、こちらこそごめん。大丈夫？」


し、しかも優しい！


『……』

「えーと、彼氏さんこの子大丈夫かな？笑」


あ、見とれてた。
……ってか、



『「彼氏じゃありません！！」』

＿5→←＿3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す