シュガーとソルト(2)

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急いでドライヤーを当てた。

若干濡れてるけどまぁ、ドラマ見てる間に乾くからもういっか。






『はい、お待たせ〜！』





玲於「お前ちゃんと乾かせよ。そこら辺濡れるじゃん」





『えーっ、テレビ見てれば乾くよこれくらい〜』





玲於「ズボラな女まじで無理なんだけど

風呂の時は服脱ぎっぱだし、髪も生乾きだし」





『だーかーらー！家ではちゃんとしてるもん！』





玲於「お前ブスなんだからせめて女子力くらい
高くないとまじでお嫁に行けないよ」





『いいもん、玲於くんに拾ってもらうから』





玲於「だから勝手に決めんな、俺にも拒否権あるっつーの」





『ぶーっ』






ふてくされながらDVDをセットした






『お兄見て癒されよーっと』





玲於「俺先寝てていい？」





『えっ、だめだめ！

一緒に見よーよ！メンバーのドラマだよ？』





玲於「メンバーの恋愛ドラマとかなんか気持ち悪いじゃん」





『ぜーんぜん！』





玲於「異性だからそう思わねぇだけだろ」





『とにかくダメ！』





玲於「あー、わかったようるせぇな」









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『あー、お兄かっこいいー！』

『涼太くん制服似合いすぎ！』

『この格好良さは反則でしょ』

『あー私もお兄の妹になりたい』






なんて、始まるや否や興奮する私






玲於「まじ、うっさい」





『涼太くん制服すごい似合うよね！』





玲於「俺の方が似合うから」





『えー、玲於くんが着たら子供っぽくなりそ〜』





玲於「お前さ、嫌いになるよまじで」





『あ、ごめん』





玲於「もう寝る」





『えーっ！』





玲於「お前涼太くん涼太くんうっさい。」





『玲於くん玲於くん言ってもうっさいって言うくせに』





玲於「はい、おやすみ〜」






ふてくされながら本当に寝室に入ってしまった






『あーあ…』






なんだよもうー！
もっと一緒にお喋りしながら見たかったのに〜


まぁでも、ここまで付き合ってくれただけでも感謝かな






その後、いつの間にかソファーで眠りについてしまった









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