しっと : RW ページ10
ボクはアッパだ。
とてもそうは見えないかもしれない外見だけど『1児の父親』だ。(エッヘン)
大事な奥さんと大事な息子。 ボクのかけがえのない宝物。
………そうなんだけどね………アッパなんだから、ちゃんとしなくちゃってわかってるんだけどね………
「あっ、リョウタ泣いてる。 ちょっとまってて。」
……まただ。 しかたのないコトだってわかってるのに、Aをリョウタにとられた気分になっちゃう。
しょうがないってわかってても、ボクをほったらかしでリョウタのそばに駆けつけるAに、寂しいようなちょっとムッとするようなフクザツなキモチを持っちゃうんだ。
「ゴメン、ゴメン。 オムツ替えて欲しかったみたい。 気持ちよくなったらまた寝ちゃった♪」
ボクの気も知らないで、笑って戻ってきたAの手を、ちょっと乱暴に引っぱって、ソファーに押し倒す。
「きゃっ! ビ、ビックリした! ……どしたの?」
ボクの下から、びっくりしたように見上げるAの顔を両手ではさんで、荒々しくキスをする。
「ちょっ……リョウちゃ……ん……」
もう止められない。 ボクのナムジャな分身も、悲鳴をあげてるし……
考えてみれば、けっこうひさしぶりだった。 夜中に何度も起きるAは、いっつも寝不足な顔してたし、ボクだってガマンしなくちゃって思ってたから。
でも、ゴメン。 今日はガマンできそうにないや。
Aのパジャマのボタンをはずし、最近リョウタ専用ってカンジになっちゃてる場所にそっとキスしようとした瞬間……
『ふ、ふぇぇぇぇ〜〜〜ん……』
隣から、まるで全部わかっててこのタイミングなんじゃって思えるほどの絶妙さで聞こえてくる泣き声。
途端にオンマの顔に戻るA。
1秒前まで、ボクのキスに翻弄されてたヨジャの顔だったのに……。
「ゴメンね、リョウちゃんっっ」
ボクを押しのけ、あっという間に部屋から出ていった。
「はぁぁぁぁ〜〜〜〜〜………」
残されたボクは、深い深〜〜〜いため息。
アッパなんだけど、リョウタは大切な宝物なんだけど、だけど……
ムスメじゃなくってムスコをもったお父さんにとっては、その誕生の瞬間が『ゼッタイかなわない永遠のライバル出現の瞬間』だってコト、最近身に沁みて感じてるよ(涙)
☆ ひさしぶりの更新。『ナムジャリョウク』を目指したものの……やっぱりハードル高かった……ミアネ。
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ちひな(プロフ) - なつさん» なつさんっっっ!!!ありがとうございますっっ!!!すっかり忘れてた.....←オイ 更新怠ってたバチが当たりました.....なんとか....なんとかせねば(大汗) (2016年10月19日 0時) (レス) id: b4e814bcad (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - はじめまして。はじめましてなのに、お聞きしたいことが、、、ピンクのタマゴ2コではなかったでしょうか(・・?)ちょっと気になってしまいまして~_~; (2016年10月18日 23時) (レス) id: 46dcc8c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
ちひな(プロフ) - ありかさ~んw怒られそうだけど……ユノちんイジリはホントにノリノリでスラスライケちゃうんですよねぇ~~Ψ( ̄∇ ̄)Ψうはっ(笑) (2014年8月23日 22時) (レス) id: ef6c460203 (このIDを非表示/違反報告)
ありか - 私もいじられユノ大好物です!めっちゃ萌えです〜(*´∇`) (2014年8月23日 21時) (レス) id: 4587e5f1e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちひな(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさぁぁん、よかったですよぉ~~ (^-^;) そーですかそーですかwwwイジリたおしてOKですか(ソコまで言ってないって・笑) ユノヒョン、ありがと(笑) (2014年6月30日 16時) (レス) id: ef6c460203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちひな | 作成日時:2013年11月19日 2時