可愛すぎる彼氏〜小話編〜

カンミン ページ9

リョウちゃんを好きになって、それからＳＪを勉強しはじめた私。

ハナちゃんに言わせると『３年以上ソウルに住んでてありえない』らしい。

メンバーの顔と名前を間違えなくなるまでも大変だったのに、俗にいう『カップル名 』なんてハードル高すぎなワケで………。


キュミンだけは、やたらハナちゃんが言ってたし、このふたりとはわりとよく会うチャンスがあったので、すぐに覚えた。

ウネ。 ここも基本中の基本みたいなので大丈夫。


………でも………この先がむずかしかった。


なんだかさっぱりわからない。……というか、そもそもなんで男どうしでカップリングされるんだか、私にはまったくもって理解ができなかった。


それでもハナちゃんが、

「せめて、最低限リョウクが関与してるトコだけは覚えるべきでしょ？」

というので、チャレンジすることに。


『イェウク』『キュウク』『ミンウク』なんかは初心者の私でもだいじょぶなんだけど……


「『ヘウク』とか『ヒョクウク』とか３人変形で『カンミンウク』とか……まーだまだあるからね♪」


「……もはや、何語なんでしょうかってぐらいワケわかんなくなってるんだけど……」


「ちょっと！？ リョウクなんか、カップル名少ないんだよ？ これで悲鳴あげてたらＳＪの奥さんは務まりませんっ！！」


……お言葉ですが、別にカップル名なんて知らなくてもたいして困るコトはないんじゃ……？


『ピンポ〜〜ン♪』


わ〜〜〜いっ♪♪ 誰か来たっ♪♪


「あっ！カンミン！」

さっそく覚えた知識を使ってみる(笑)


「ウン♪ 僕がリョウタに会いに行くっていったら、ヒョンが絶対一緒に行くってぇ〜〜」


相変わらず可愛いミンくんの後ろから、相変わらずおっきいカンインくん。


「だってよぉ…俺このあいだ抱こうとして『また』泣かれちゃったからさぁ〜、リベンジだよ、リベンジ！」


そうなのだ。 ウチのリョウタは、視覚的にリョウちゃんタイプに慣れているせいか、おっきいヒトとか、妙に男っぽいカンジのヒトが苦手らしい……。


「でもよぉ〜〜〜、な〜〜んか納得いかねぇ！ デカいだけならユノやチャミナだってデッカイじゃん！！ なんで、俺だけ泣かれるワケ？」


「なんで？ あたりまえでしょ？ リョウタはねぇ、ジャイアンタイプがダメなんだよ。あのふたりはどう見ても『王子様』じゃない(笑)」


……さすがはぎゅったんの彼女。 容赦ない。



でもって、また泣かれてるし……(汗)

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