その3 ページ46
この子たち、いったいナニを言ってるんだ?
もっとリョウタに話しかけろってコト?
さっぱり理解できなかったけど、リョウタに危害があったら大変だから、とりあえず言われた通りに………
「リョウタやぁ〜〜……おねえちゃんたちはナニを言ってるのかねぇ〜〜〜?」
よし、話したぞ。 さて、どーやって逃げるかな……
『ちーーがーーうーーっっ!!!』
なんだ、なんだ? スッゴいブーイング。
『赤ちゃんことばじゃなくちゃ、ダメェ〜〜〜!!!』
「なっ!!! ムリ、ムリムリムリ!!!」
『今ずーーっとしゃべってたじゃんっっ!!! もう1回ゆってぇぇぇ〜〜〜!!!』
タジタジになってジリジリと追い詰められた。
………まずいな。 危ないカンジがする。
僕はいいけど、リョウタを守らないと………
と、そこへ、車のクラクションが。
「早く乗れっ!!!」
ヒチョルヒョンだ!!!
素早く後ろのドアを開けると、リョウタが頭を打ったりしないよう注意して滑り込んだ。
ヒョンは僕らが無事乗ったコトを確認すると、けっこうなスピードで車を発進させた。
「おまっ、なんだってあんなとこにいたんだよ? 散歩か?」
「あー……うん。 リョウタが泣き止まなかったから、なんか手伝いたくってAさんに聞いて、さっきの自販機見せてたんだぁ……」
ゴソゴソとおんぶ紐をはずし、リョウタをしっかりと抱っこしなおした。
すると…………
「ひーちぃっっ!!! ひーちぃっっ!!!」
ヒチョルヒョンに向かって両手を伸ばし、リョウタが暴れだした。
「おぅっっ、どーした? 俺様がイイってか? しょーがねぇなぁ〜〜〜、おいユノ、運転替われ。」
…………リョウタ…………ひどくない?
あっさりと見限られた僕は、ヒチョルヒョンの代わりにハンドルを握ると、マンションの駐車場へとUターンさせた。
バックミラーを覗けば、メチャクチャ楽しそうなリョウタの笑顔
イヤ、リョウタが楽しいならいいんだけどさ………なんか無性に寂しいんだけど(T^T)
結局、血は争えないというか、ユリコさんから受ける寂しさやジェラシーなんかとおんなじような思いを、ちっちゃいながらもしっかりと僕に味あわせてくれるんだね………。
アハッ、アハハッ…………(T▽T)
☆☆☆ ユノの生真面目っぽいカンジ……ついついイジリたくなっちゃうんですぅ〜〜〜(汗)
ユノペンさん、大きなココロで見てくださ〜〜い (((^_^;)
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ちひな(プロフ) - なつさん» なつさんっっっ!!!ありがとうございますっっ!!!すっかり忘れてた.....←オイ 更新怠ってたバチが当たりました.....なんとか....なんとかせねば(大汗) (2016年10月19日 0時) (レス) id: b4e814bcad (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - はじめまして。はじめましてなのに、お聞きしたいことが、、、ピンクのタマゴ2コではなかったでしょうか(・・?)ちょっと気になってしまいまして~_~; (2016年10月18日 23時) (レス) id: 46dcc8c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
ちひな(プロフ) - ありかさ~んw怒られそうだけど……ユノちんイジリはホントにノリノリでスラスライケちゃうんですよねぇ~~Ψ( ̄∇ ̄)Ψうはっ(笑) (2014年8月23日 22時) (レス) id: ef6c460203 (このIDを非表示/違反報告)
ありか - 私もいじられユノ大好物です!めっちゃ萌えです〜(*´∇`) (2014年8月23日 21時) (レス) id: 4587e5f1e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちひな(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさぁぁん、よかったですよぉ~~ (^-^;) そーですかそーですかwwwイジリたおしてOKですか(ソコまで言ってないって・笑) ユノヒョン、ありがと(笑) (2014年6月30日 16時) (レス) id: ef6c460203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちひな | 作成日時:2013年11月19日 2時