可愛すぎる彼氏〜小話編〜

その２ ページ16

「Aさ〜〜んっ！ 会いたかったよ〜〜っ！」


ものすごい勢いで、ハグされた。


と思ったら、ものすごい勢いで、はがされた。


「ちょっとヒョンッ！！ なにやってんのさっ！ヒトの奥さん気安く抱きしめないでよっ！！」


「え〜〜〜、ケチ〜〜〜っ！ ちょっとぐらいイイじゃんねぇAさん？」


『イイじゃんねぇ？』とか聞かれても、初対面なんですが、私たち。


「か〜〜〜っ、軽いトコはな〜〜んも変わんねぇのなっ(笑)」とカンインくん。


「ホントホント、さっきちょっと感動して損しちゃったよ〜」とヒョクくん。


「三つ子の魂百まで、ですね」ブラックぎゅったん。


「ずるいっ！ 俺もハグしたいっ！」……ちがうでしょ、ドンちゃん(汗)


「所詮おめぇも”ただのオトコ”ってだけのことだな、ジジイ(笑)」


「ヤー、ヒチョル！！ ジジイって言うな！！ おまえだってジジイじゃんっ！！」


………あのぉ………、ホントにさっきの感動は一体何だったんでしょう？？



「リョウタ〜〜、つぶされちゃうとこでちたねぇ〜〜。いいでちゅかぁ〜〜、あ〜〜んなオトナになっちゃ、ダメでちゅよ〜〜？」

ミンくんが、リョウタを高い高いしながら言い聞かせてる。



すると、

「え？ リョウタ？ どこ、どこ、どこ？？？」


「フツーは最初に目に入ってもよさそうなモンですけどね？ 本能はウソつけないんですねぇ……」

マンネとリーダーの力関係がこんなんでいいんでしょうか……？


ミンくんに抱かれたリョウタを見るなり、


「うっわぁ〜〜、かっわいいなぁ〜〜……リョウギにソックリだねぇ〜〜ｗｗｗ」


このコトバにすっかり気を良くしたリョウちゃん。


「でしょでしょ？ みんなそう言うんだよね〜〜♪♪」 ←親バカ全開中。


そっとリョウタを抱き取ると、愛おしそうに見つめるイトゥクさん。

その目には、うっすらと涙がうかんでいる。


「アハッ……ダメだなぁ〜〜涙腺弱くなっちゃって……なんか、リョウギがアッパになるなんて……感慨深いよねぇ………グスッ………」


その横顔をみてると、短髪黒髪にもかかわらず『天使』といわれる由縁がわかった気がした。


あまり長居はできないんだというイトゥクさんは、それでも帰るギリギリまで、リョウタを抱いて離さなかった。









☆ ウギたんのアップした画像を見て、一気に妄想が触発されました(笑)←違った、ドンへたんでしたね(汗)

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