短髪天使 その1 ページ15
「A! 明日トゥギヒョンが休暇で宿舎来るって!」
「え? イトゥクさんが?」
「そうっ! やぁっとAに会わせられるねっ♪ リョウタにも♪」
ふふっ、リョウちゃんがいちばん嬉しそう。
イトゥクさんかぁ………。
リョウタがお腹にできたってわかったとき、メンバーのみんなと一緒に心強い励ましをくれたヒト。
電話でも、そのあたたかい人柄はじゅうぶんに伝わってきた。
なによりも、みんながリーダーをホントに信頼してるんだなって、やり取りを聞いててそう感じた。
ちょっと緊張するけど、リョウタもいるから大丈夫だよね?………生後2ヶ月の赤ちゃんに救いを求めるのもどーかと思うけどね(汗)
そんなこんなで翌日になって、朝ごはんを食べて、リョウタもミルクをたっぷり飲んで、オムツも替えてスタンバイOK。
親子3人連れだって、上の階へ移動した。
玄関を開けると、
「アッヒャッヒャッヒャッヒャ〜〜〜〜」
………たぶん、笑い声? 聞き慣れない、ハイトーンな音っていうか声っていうか………??
リビングには、みんなが集まって楽しそうにワイワイしてた。
「ヒョ〜〜ン♪ おかえり〜〜〜〜っ♪」
リョウちゃんが嬉しそうに駆け寄った先には、黒髪で短髪で軍服を着た男のヒトが座っていた。
「あ〜〜っ!リョウギ〜〜!元気だったぁ〜〜?」
私が持ってるイトゥクさんのイメージは、明るい茶色のサラサラヘアーで『男っぽい』なんて微塵もなくて、エクボの似合うやわらかいカンジ。
だから目の前の軍人さんがイトゥクさんだなんて、とても信じられなかった。
今まで1度も会ったことがないというのは、そんなもんなんだろうな……。
「忠誠っ!………って言わないの?」
リョウちゃんが言うと、
「うん。外じゃこんなふうにはできないけどさ、ここに、わが家に帰って来たときぐらいはリラックスさせて?」
「ヒョ〜〜〜ン(泣)」
リョウちゃんがギュウ〜〜〜っとイトゥクさんにしがみついた。
困ったように笑いながらリョウちゃんのアタマを撫でているイトゥクさんが、ふっと目をあげたときに私に気づいた。
気づくなり、今の感動的なシーンはなんだったのかという素早さでリョウちゃんを振りほどき、瞬間移動ですかっていう早さで私の目の前に立っていた。
と、突然横からミンくんが、私の腕にいたリョウタを抱き取った。
ん? な、なに??
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ちひな(プロフ) - なつさん» なつさんっっっ!!!ありがとうございますっっ!!!すっかり忘れてた.....←オイ 更新怠ってたバチが当たりました.....なんとか....なんとかせねば(大汗) (2016年10月19日 0時) (レス) id: b4e814bcad (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - はじめまして。はじめましてなのに、お聞きしたいことが、、、ピンクのタマゴ2コではなかったでしょうか(・・?)ちょっと気になってしまいまして~_~; (2016年10月18日 23時) (レス) id: 46dcc8c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
ちひな(プロフ) - ありかさ~んw怒られそうだけど……ユノちんイジリはホントにノリノリでスラスライケちゃうんですよねぇ~~Ψ( ̄∇ ̄)Ψうはっ(笑) (2014年8月23日 22時) (レス) id: ef6c460203 (このIDを非表示/違反報告)
ありか - 私もいじられユノ大好物です!めっちゃ萌えです〜(*´∇`) (2014年8月23日 21時) (レス) id: 4587e5f1e8 (このIDを非表示/違反報告)
ちひな(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさぁぁん、よかったですよぉ~~ (^-^;) そーですかそーですかwwwイジリたおしてOKですか(ソコまで言ってないって・笑) ユノヒョン、ありがと(笑) (2014年6月30日 16時) (レス) id: ef6c460203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちひな | 作成日時:2013年11月19日 2時