悪食マフィアの気持ち、知ってます？（Part すりーだお）

公園 ページ23

自分の部屋探したら子供服なんて幾らでもあった。



『なかはらー。』

「やっと戻ってきましたか。」



『うん。でさ、お前の異能借りたいんだけど。いい？』


「別にいいですけど・・・乱用は勘弁してくださいよ。

この街には重力使いなんて俺ぐらいしかいないんですから。」






そーゆーとこ、気にすんのね。

まぁいいや。




『はぁ・・・この身長じゃ、資料の山にもとどきゃしねぇ・・・』

「？尾崎幹部、今日は非番では・・・？」

『あ！そーだった！！んじゃ遊びに行こ！』





＿＿＿＿＿＿＿＿＿




うわぁ！スイーツとかめっちゃある！

でもなぁ・・・



『せっかく子供になったんだから、思いっきり遊ぼう！！』



今日はワンピースじゃないし！女じゃないし！

森さんが心配して男にさせられた。

今は赤い髪の男の子って感じ。

公園でも行こうかな〜♪







＿＿＿公園＿＿＿





『いやっふ〜』



いやぁ、公園のように複雑な構造の遊び道具は街にはないから。

たまにはこういうやつもいいな〜




『お、鉄棒。』



一番低い鉄棒の上に乗る。そして中位の、一番大きいの・・・



そして横からブランコの鎖に飛び移る。

鎖を伝って反対側に移動して、着地。




その時



((パチパチパチパチ・・・



男の子「すごいね！君！今のってどうやったの？！」



金髪、翠眼の男の子がこちらを見ていた。

なんかめんどくさそうなので無視して別の遊具に向かう。




男の子「あ、ちょっと！」




案の定、しつこく付いてきた。

こういう奴が一番嫌いなんだ。





シオン「あ、僕ね、シオンっていうんだ、よろしく！」

(よろしくする気なんてねぇよバーカ。)



シオン「ねぇ、さっきの、どうやったの？教えて！」

『やだ。』



シオン「え〜、ねぇ教えてよ！いいでしょ？ね？」

『・・・どいて、邪魔。』





目の前に立って、両手を合わせて懇願するシオンを押し退けて、

もう一度鉄棒に向かう。





シオン「ぼ、僕のお父さんはね！とっても強いんだよ！お金持ちだし！

内緒だけど、お父さんの会社が、この街の裏側そのものである組織のさんかなんだ。

君には分からないかも知れないけど！すっごく偉いんだよ！！」



ポートマフィアの…？






『君さ、年齢は？』


シオン「１１歳。」


『運動神経は？体術は？』


シオン「え？そ、そんなのなくても、強い人が守ってくれるもん！」


(ふっ、所詮甘ったれたガキだな(草w))

敵→←拾ったものを食べちゃった

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