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葛葉くんと出会ってから3日ほどたった
そこで思ったことがある
私には苦手な先生がいる
それは物理の先生だ
授業がおわると必ずと言っていいほど
手伝いを頼まれる
そして手伝いに行った時には
必ず身体をいやらしい手つきで触られる
1度だけ手伝いを断った時があったがその時は
成績をガクンと落とされたので大人しくしている
そこでだ
嫌なら休んでしまえばいいんじゃないか
と思った
そして今に至る
『いつでも来いよって言ってたの、お世話だったかな……』
私は今、屋上のドアの前にいる
『てか葛葉くんいるかな...?』
今になって少し怖くなる
ガチャ
『え...?』
「...あ」
『こんにちは』
「っす...」
『なんでさっきドア開けたの?』
「ぇ」
「ぃや、あの...声が、聞こえたから...」
『へー!耳いいんだね〜』
「ざす...」
葛葉くんまた人見知りモード入ってない?!
『あのー、葛葉くん?』
「はい」
『葛葉くんって会う度に人見知り発動するの?』
なんだか赤ちゃんみたいだな、と思いながらそう聞く
「いやぁー...あの、また、来てくれると思ってなかったんで……」
そう言った葛葉くんの顔はとても赤かった
え、かわいい
素直にそう思った
『そっかぁ〜』
「あの、Aさんは、なんでここ来たんですか?」
『あの〜実は……』
『ってことで』
「へ〜でもあんま無理すんなよ」
『うん、ありがとう』
ってか葛葉くんイケメンだなぁ
鼻筋は細くてシュッとしてるし
まつ毛なっが!
髪の毛これセットしてんのかなぁ
あやたち好きそ〜
あんまり考えてなかったけど声もめちゃめちゃかっこいいな
そう思っていると視界を塞がれる
「あのぉー...見すぎ……」
『……ごめんっ』
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作者名:しろあん | 作成日時:2023年1月28日 22時