ep.119 ページ22
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「ハーマイオニー、まさかさっきの信じてないよね？」
「何が？」
ハリーたちの部屋に連れ込まれたハーマイオニーは苛苛と腕を組んだ。
「Aさ！あれは知らない人からの手紙を見る顔じゃなかった、それならもっと＿＿」
「あのねハリー……ロンもよ、人には言いたくないことのひとつやふたつあるでしょう！それをいちいち疑って探るなんて、デリカシーに欠けているわ！」
ハリーはぐっと奥歯を噛み締めた。
すぐに隠されてしまったが、手紙の最後に"Isabella Canpbell"、つまり彼女の母親の名前が記されているのをハリーは見逃さなかった。
しかし、ハーマイオニーが話は終わりだと言うように扉を勢いよく開けて出ていってしまったので、ハリーは何も言えずベッドに寝転がって忍びの地図を眺めるしか無かった。
*
「で？誰からだったんだ？」
「………言いたくない」
暖炉の中で手紙が黒く燃え尽きるのを見届けたAはぐったりとソファに身を預けた。
「じゃあ言わなくていい」
「＿＿＿あなたのそういう所、すごく好き」
「そういう所"も"だろ」
Aは はいはい と笑って目を閉じ、フレッドは大きなブランケットを取ってAを引き寄せた。
暖炉の火で乾燥した部屋のせいで翌朝二人の喉がガラガラになったのは、言うまでもない。
*
その後もAの元には毎日のように手紙が届き、飽きずに中身を確認してから暖炉に放り込むので、ハリーの疑心の目はますます鋭くなっていった。
彼女は彼女で手紙やアンブリッジのことでピリピリしているし、ハーマイオニーはおろおろとほとんど言葉を交わさなくなった二人を見比べるしかないままだった。
「フレッド、耳当てを貸してくれない？自分のをどこかにやっちゃったみたい」
「いいぜ……外に行くのか？」
「だって雪が積もってるから」
フレッドは軽く肩を竦めて部屋に行き、しばらくしてマフラーと上着、それから白いラビットファーの耳当てを持って談話室に戻ってきた。
「まだ早いけど、クリスマスプレゼント。」
「私、失くしたって言ったの今日が初めてよね？」
怪訝そうな顔をしながらもわくわくと耳当てをつけるAに、フレッドはにっこりと笑った。
「可愛い」
「どうもありがとう……汚さないようにしなきゃ」
外に飛び出した二人は寒さに一瞬手を繋ぎかけたが、大きな窓から見下ろしているアンブリッジを目の端に捉えてサッと距離をとった。
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マニ。(プロフ) - ちとせさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話したいのですが嫌じゃなければ💦、これからも更新応援します💝 (2月8日 12時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - くろみさん» ただいまです〜♡お互いもうすぐスタジオツアーでしょうか！？全力で楽しみましょうね〜〜🪄︎︎✨ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - お返事遅くなりすみません(>_<)長い間お待たせしました！完結まで見守っていただけたら嬉しいです♡ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - ダリアさん» ありがとうございます、励みになりました！どうぞ完結までお付き合いください♡お返事遅くなりすみませんでした(>_<)💦 (10月30日 23時) (レス) @page8 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - おかえりなさい♡私も再来月スタジオ行くので双子モチベ上がってます✊💞ゆっくりで良いので更新楽しみにしてます🥲 (9月22日 23時) (レス) id: ad8712394d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2023年2月20日 15時
