ep.111 ページ14
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「ロン！どうしてキーパーになったって教えてくれなかったの？」
「だって昨日とかそんな雰囲気じゃなかったろ」
「あなたってそういう気が使えたのね……」
それどういう意味？と顔を顰めるロンを無視し、ハーマイオニーはベーコンエッグを切り分けて口に運んだ。
ロンは今年から、卒業してプロチームの選手になったオリバーの代わりにグリフィンドールのクィデッチチームのキーパーに選ばれたのだ。
試合がもうすぐとあって、キャプテンになったアンジェリーナはピリピリしている。
そして、Aもピリピリしている。
アンブリッジの罰則のせいではなく、ジニーに彼氏が出来たからだ。
「あのマイケル・コーナーとかいう冴えない男、どうしてこのテーブルに座ってるの？レイブンクローのくせに！」
だいたいいつも皆式典の時に座る場所にいるだけで、特に寮ごとにテーブルに着くという規則はなく、別に誰がどこに座ろうと＿スリザリン生がグリフィンドールのテーブルで食べたとしても＿勝手なのだが、Aはジニーにスクランブルエッグを食べさせてもらっている男が心から気に食わないらしい。
やれ鬱陶しい前髪だの、やれ五日はシャワーを浴びてなさそうだの散々な物言いである。
マイケルがジニーの頬に付いていたパン屑をキスして取った時なんかは、フレッドとジョージが両側から肩を抑えなければ飛びかかって殴り倒しそうな勢いだった。
「おいおい落ち着けよ」
「どうしてあなたは可愛い妹が公衆の面前でどこの馬の骨かもわからないような男に辱められてるのにそう平然としていられるの？」
「言葉が強いなA……君だっていつも同じようなことをフレッドとしてるだろうよ」
ジョージの言葉にAはきりきりと目を吊り上げ、「私はもう17で！あの子はまだ14歳なのよ！」といつの時代の母親かと思うくらい時代遅れなことを言ってのけた。
フレッドが呆れながら怒りのあまりゼェゼェと肩で呼吸をしているAにオレンジジュースを渡したとき、遠くで口論する声が聞こえ、生徒たちは朝食を途中で放って大広間から教室棟へ戻る階段の下に集まり始めた。
「チョウ、これ何してるの？」
「ああ、ハリー……マクゴナガル先生とアンブリッジ先生が言い合いしてるの」
「ハリー、マクゴナガル先生にも言ったの？秘密にするって言ったのに！」
「……ごめん」
Aはまだ何か言おうとしていたが、ハリー越しに睨んでくるチョウの視線を感じ取り、さっと口を閉じた。
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マニ。(プロフ) - ちとせさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話したいのですが嫌じゃなければ💦、これからも更新応援します💝 (2月8日 12時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - くろみさん» ただいまです〜♡お互いもうすぐスタジオツアーでしょうか！？全力で楽しみましょうね〜〜🪄︎︎✨ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - お返事遅くなりすみません(>_<)長い間お待たせしました！完結まで見守っていただけたら嬉しいです♡ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - ダリアさん» ありがとうございます、励みになりました！どうぞ完結までお付き合いください♡お返事遅くなりすみませんでした(>_<)💦 (10月30日 23時) (レス) @page8 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - おかえりなさい♡私も再来月スタジオ行くので双子モチベ上がってます✊💞ゆっくりで良いので更新楽しみにしてます🥲 (9月22日 23時) (レス) id: ad8712394d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2023年2月20日 15時
