ep.123 ページ26
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『10対0でスリザリンのリード＿＿＿運が悪かった、ロン』
実況席のリーは必死に声を張り上げたが、勢いに乗ったスリザリン生の歌は掻き消せない。
フレッドは雨粒と嫌な声を振り落とすために頭を横に振った。
大きく息を吸って目の前に飛んできたブラッジャーに勢いよく棍棒を叩きつけると、ブラッジャーは運良くスリザリンのチェイサーの箒にぶち当たった。
試合は留まることなく、動き続ける＿＿＿＿悪い方向に。
奮闘虚しく、ロンは既にスリザリンに40点も許してしまった。
フレッドは奥歯をかみ締めて一瞬観客席を見た。
すると、見覚えのあるピンクブラウンの髪がはためくのが見えた。
｢
Aが叫んだその一瞬だけ、スリザリンの歌が止んだ。
すぐに魔法は解けてまた観客席は騒がしくなったが、その一瞬で集中力を取り戻したハリーがスニッチを取った。
『150対40でグリフィンドールの勝利！』
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Aは赤くなった頬を冷えきった自分の手で冷やしながらスタジアムに駆け下りた。
｢お疲れ様、フレッド｣
｢ああ＿＿＿その頬、どうしたんだ？誰にやられた？｣
｢ああ、パンジー・パーキンソンに……私が歌の邪魔をしたから｣
Aは肩を竦めてなんてことはないように軽く言ったが、フレッドは鬼のような形相で同じくスタジアムに降りてきたスリザリン生を睨みつけた。
｢もう少し歌詞を増やしたかったんだ、『おかめ』とか『でぶっちょ』とか……ウィーズリーの母親のことだけどね｣
にやにやと笑うマルフォイに今にも飛びかかろうとしそうなフレッドを抑えながら、Aはにやりと笑い返した。
｢吠える練習の成果が発揮できてよかったわね、負け犬さん！｣
｢『役立たずのひょっとこ』ていうのも入れたかった……父親のことだね｣
｢お前＿＿｣
｢フレッド！！聞かなくていいったら！｣
ジョージとハリーもマルフォイの言葉が聞こえたのか、怖い顔で近寄ってくる。
｢アンジェリーナ、ケイティ！助けて＿二人を止めて！｣
｢放っておきなさいみんな！｣
｢ポッターはあんな豚小屋でも大好きなんだろう？穢れた血の母親の匂いを思い出すかい？
ああ、お前もだキャンべル。血を裏切る赤毛どもに回されてるんだろ？｣
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マニ。(プロフ) - ちとせさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話したいのですが嫌じゃなければ💦、これからも更新応援します💝 (2月8日 12時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - くろみさん» ただいまです〜♡お互いもうすぐスタジオツアーでしょうか！？全力で楽しみましょうね〜〜🪄︎︎✨ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - お返事遅くなりすみません(>_<)長い間お待たせしました！完結まで見守っていただけたら嬉しいです♡ (10月30日 23時) (レス) id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - ダリアさん» ありがとうございます、励みになりました！どうぞ完結までお付き合いください♡お返事遅くなりすみませんでした(>_<)💦 (10月30日 23時) (レス) @page8 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
くろみ(プロフ) - おかえりなさい♡私も再来月スタジオ行くので双子モチベ上がってます✊💞ゆっくりで良いので更新楽しみにしてます🥲 (9月22日 23時) (レス) id: ad8712394d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2023年2月20日 15時
