ep.51 ページ3
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「ねえ二人とも、説明してくれる？いったい何をしようとしてるの？」
「シリウスを助けるんだ！あとピーター・ぺティグリューを吸魂鬼に引き渡して＿＿」
「待ってハリー、Aが混乱してる。
＿＿えっと……シリウス・ブラックは無実で、ピーター・ペティグリューの罪を着せられていたの。でも私たちはピーターを逃がしてしまって、そしてシリウスは捕まってしまった。だから、それを変えるために時間を戻したの。
…………ここまでいいかしら……」
Aは額に手を当てて頷いた。
一瞬錯乱の呪文を疑ったが、ダンブルドアが加担しているならそれもないだろう。
大量殺人犯として逮捕されていたシリウス・ブラックは無実で、殺されたと思われていたピーター・ペティグリューが生きていて、そちらが真犯人で、時間を＿＿＿
「時間を戻した？」
「そうよ、これは
「わかった。で、私は何を？」
ハーマイオニーは大きく息を吸った。
目の前には、マルフォイに強烈なパンチを浴びせるハーマイオニーの姿があり、ハリーが小さく口笛を吹いた。
「ナイスパンチ」
「どうもありがとう……あなたにはバックビークをお願いしたいの、私たちがシリウスを助ける間……」
大きなかぼちゃの陰に隠れ、ハグリッドの小屋に入っていく三人を見つめながらハーマイオニーが呟いた。
バックビークは鎖に繋がれ、頭を垂れて大人しくしている。
魔法省のコーネリウス・ファッジとダンブルドア、それから今朝見た黒い覆面の男がハグリッドの小屋に入った時、ハーマイオニーが小さく「今よ」と叫び、Aの背中を叩いた。
半ば押し出されるようにバックビークの前に立ったAは烏に手を突かれながら鎖を外し、強く手前に引いた。
Aはお辞儀無しでもバックビークが怒らないので、ダンブルドアはAを呼んだのだろう。
「おねがい、あなたを助けたいのバックビーク、ついてきて」
首に繋がれたものが引かれる感覚が不快だったのか、バックビークは嫌々をするように首を振ったが、Aが近くにかけてあったフェレットを投げると喜んで着いてきた。
「A急がないと、ファッジが出てくる」
「わかってるわ、行きましょう」
三人はバックビークを、禁じられた森の深いところまで連れていった。
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ちとせ(プロフ) - Rrrrさん» コメントありがとうございます。はい、もちろん……(；；)ただ(私の解釈での)ハッピーエンドにはなりますのでご安心ください(？) (3月9日 9時) (
レス) id: 12c0d6c6fa (このIDを非表示/違反報告)
Rrrr(プロフ) - 最近読み始めた者なのですが救済等は無いのであれば、フレッドもちゃんと…? (3月9日 6時) (レス) id: eeb020f16b (このIDを非表示/違反報告)
赤田 - すごい、悪役令嬢的なことになっても、吹っ飛ばしてる、すごい。 (2023年3月8日 19時) (レス) @page45 id: 3d88a3b324 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - 村民さん» ありがとうございます♡♡読み返していただけたなんて、とっても嬉しいです(><)フレッドくんのかっこよさの10000分の1も表せていない気がするのですが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです( ¨̮ ) (2023年2月20日 12時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - 初めまして！好みのお話で最近フレッドにハマった事もあり1日で何度か読み返させてもらいました！続きも楽しみにしてます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ (2023年2月20日 5時) (レス) @page47 id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2023年2月13日 13時
