Rewrite the stars (ページ4)

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ep.3 ページ4

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「あー……そうね、美醜の感覚は人それぞれ＿＿＿＿ちょっと待って」
頭に手を当てて首を振り、反論を諦めたAは途中まで言おうとしてはたと動きを止めた。

＿＿＿＿母親に似ていれば、

「＿＿あなた、名前は？」
「人に名乗らせるなら、まず自分が」
「A・ベネットよ」
「フン、ドラコ・マルフォイだ。

　A ・キャンベル」

Aは来た通路を走った。
後ろから3人の嫌な笑い声が聞こえたが、振り返って何かを言う余裕はなかった。
元いたコンパートメントに戻るとローブに着替え終えたハーマイオニーがAの荷物を指さして、もうじき着くから着替えた方がいいと言う。
ハーマイオニーが本に集中しているのを確認して、Aは慎重に服を脱いだ。

*

「結局猫は見つかったの？」
「いいえ、でもそのうち＿＿＿＿ほら来た」

クリシュナはにゃぁおと気だるそうに鳴き、トランクの上に飛び乗った。
おまえのせいで嫌な目にあったわと軽くしっぽを指で叩くと、鞭のようにしなったしっぽに返り討ちにあった。

「ネビルのカエルはまだ見つからないみたい」
「すぐに出てくるわよ」

大きな毛むくじゃらの男に案内されて、Aたち1年生はボートに乗せられ、大広間の前で止められた。
ネビルはひっつめ髪の女性からヒキガエルを受け取り、Aのふたつ隣で大きく安堵のため息をついた。

大広間に入るといくつもの好奇の目がこっちを見ていて、気分が悪くなりそうだった。
もっとも、一番その目に晒されているのは"生き残った男の子"だったが。

「ベネット・A！」

ABC順のためAは案外早く呼ばれて、椅子にゆっくりと腰掛けた。
そっと頭に置かれた大きな帽子は髪が触れた瞬間悩みだし、Aは苦々しい顔でそれを待っていた。

「キャンベル家の子だな？あそこは代々スリザリンだ……」
「キャンベルの名は捨てましたわ、帽子さん」
「ふぅ〜む、だとしても君の血はキャンベルの血だ＿＿＿そうだな、あまり勉強は好きでないらしい……狡猾で冷静、しかし大胆で少し無鉄砲だ＿＿＿＿」

「＿＿よろしい、グリフィンドール!」

割れんばかりの拍手がよろけて座るAを迎えた。
そこには荷物を上げるのを手伝ってくれたフレッドとそれに瓜二つな少年がいて、間にAを座らせた。

「おめでとうA」「ようこそグリフィンドールへ」