お兄ちゃんと恋をして… Ⅱ (ページ40)

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久しぶりだねページ40

一人で砂浜にいたら
突然知らない男の子に声をかけられた
怖いよ…どうしよう…ヨンミンお兄ちゃん！

『僕たちと一緒に遊ばない？楽しいよ』
『あ…あの… 私もう帰るので…』
『そんなこと言わないでさーねークァン』
『またナンパしてんの？懲りないなまったく』
『だってさーこんなとこ一人でいたらあぶないからさぁ…』
えっ？クァン？その男の子の後ろに
クァンミンお兄ちゃんがいた…
『A?なんでこんなとこいるの？』
『クァンミンお兄ちゃん！』
私は思わず駆け寄って抱きついてしまった
懐かしいよ…ずっと会いたかったよ
『え？何？クァンの知り合い？』
『妹だよ…』
クァンミンお兄ちゃんは優しく私を抱きしめて
『こんなとこで会うなんてびっくりしたよどうしたの？』
『クァンミンお兄ちゃんもどうしてここに？』
『この近くに住んでるんだ知らなかった？』
『そういえば大学この近くだね気が付かなかった…』
『ヨンミンは？』
『ヨンミンお兄ちゃんと一緒に来るはずだったんだけど
急なバイトが入って…私だけ先きちゃった…でももうすぐ来るよ多分…』
『声かけたのが僕たちでよかったけど他の奴なら大変なことになってたよ
あぶないだろこんなとこ一人で来たら…』
『ごめんなさい…ホテルで一人でいるのが寂しくて…』
『クァンこんなかわいい妹いたなんて紹介してよ』
『ダメだよ兄さんの彼女だから…』
『えっ？何？複雑なの？おまえら』
『ちょっとね… Aホテルまで送るよ』
『ありがとう…クァンミンお兄ちゃん』
そのお友達とはそこで別れてふたりでホテルに戻った
でもまだヨンミンお兄ちゃんは来てなかった…
『多分もうすぐ来ると思うからありがとうもう出歩かないから大丈夫だよ』
『別に用事ないからヨンミン来るまで一緒にいるよ』

私たちはホテルのロビーのソファーに座って
ヨンミンお兄ちゃんを待つことにした

『ほんと久しぶりだねなんかちょっと照れるよ』
『うんでもずっと会いたかったからうれしいよ私
クァンミンお兄ちゃんは彼女と時々デートとかできてるの？』
『ああ月に何回かはデートしてるよ』
『よかった… うちには帰ってきてくれないから
彼女とも会えてないのかと思ってた…』
『二人で暮らし始めたんだろ？母さんから聞いたよ
ヨンミンは変わらずAに優しい？』
『優しいよ…とっても…』
『一人で砂浜にいたのに？』
『それは…』
私は少し答えに詰まってしまった…