きっとこのままじゃいられない…2nd

もっともっと欲しくなる ページ9

お兄ちゃんが
自分から恋人繋ぎ
してくれた

繋いだ手から
お兄ちゃんの
温もりを感じる

ずっとずっと
大好きだったから
お兄ちゃんから
こんな風にされたら
嬉しすぎて うみ
照れちゃうよー

お兄ちゃんは
うみのことやっぱり
妹としか見てないから
だから平気でこんなこと
できるんだよね…

うみからした時は
いつもめちゃくちゃ
焦ってるのに

でもそんなお兄ちゃんも
大好きだから…

嬉しい気持ちは
溢れてくばかりで
どんどん好きになるよ

『お兄ちゃん
流れ星 見えるかな？』

『ああ 多分な
うみは何をお願いする？』

『お兄ちゃんは？』

『オレは…
うみの願いごとが
叶うようにって
お願いするかな』

って優しく笑う

お兄ちゃんずるい
うみ 喜んじゃうよ
でも…

『じゃ うみのは…
お兄ちゃんには
やっぱり ひみつー！』

『はあ？ また？』

『えへ』

『なあ うみ
最近は ひみつって
言わなくなって
たのに また？
もしかしたら
オレが叶えてやれる
かもしれないじゃん』

『んー
どうしようかなぁ… 』

私の願いごとは…

お兄ちゃんと
ほんとの恋人同士に
なれますように

お兄ちゃんに言ったら
絶対 困るよね

だからひみつだよ…


『あっお兄ちゃん 流れ星！ 』

嬉しくて跳び跳ねたら
捻ってた足をまた
痛めそうになって

体勢を崩した私を
お兄ちゃんは
繋いでる手と
もう片方の手で
しっかりと
抱きとめてくれた

『何やってんだよ
危ないだろ』

やっぱり
かっこいいよー

私はそのまま
お兄ちゃんに
ぎゅっと抱きついた

『うみ？どうした？
足 痛むのか？』

心配するお兄ちゃんに
首を横にって

それでも抱きついたまま
でいると

『ほら もうひとりで
立てるだろ』

って うみを
離そうとする…

もっとくっついて
たいよ…

お兄ちゃんと
離れたくなくて
うみは また
わがまま 言っちゃった…

『うみ お兄ちゃんと
また 一緒に寝たいな』

『はあーーー？！！！』

いきなり爆弾来たー！！

『ちょ ちょ うみ
さっきは
星 見てるだけで
いいって言ったよな』

お兄ちゃんはまた
オロオロと焦り
まくってるけど

お兄ちゃんのせいだもん

うみの気持ち

もうきっと
気づいてるはずなのに

あんなに優しくして
くれるから
期待しちゃうんだよ

もしかしたらって…

だから

もっともっと 欲しくなる

お兄ちゃんが大好きすぎて
いつも困らせてごめんね

でもお兄ちゃん優しいから
こんな うみのわがままも
きっと聞いてくれるんだよね…

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