私は双子のお兄ちゃんヨンミン・クァンミンと恋をする

お祭り ページ45

あれから何日たっただろう
私はお兄ちゃん達と一緒にいられる今を大事にしようと
平静を装って過ごしていた

夏休みが終わりに近づいてきたある日
夕食の時間にお母さんが
私に浴衣を仕立てたのよと嬉しそうに言ってきた
明日お祭りがあるみたいだから
それ着てお兄ちゃん達と行ってきたらいいと
私は浴衣なんて初めてだったから
とてもうれしく思った
お兄ちゃんたちもそうだなって
言ってくれて明日がとても楽しみだった

翌日の夕方
お母さんに浴衣を着せてもらった
『ほら見てお兄ちゃん達 とってもかわいいでしょう』と
うれしそうに私をお兄ちゃんたちに見せた

お兄ちゃんたちがしばらくじっと黙っていたから
えっ？変かな私 ちょっと不安になっていると
クァンミンお兄ちゃんが
『すっごくかわいい』って言ってくれた
ヨンミンお兄ちゃんもそうだなって
お母さんはこの子たち照れてるわよって微笑んだ

するとクァンミンお兄ちゃんが突然
あーっそういえば僕友達とお祭りに行くことになってたんだって
一緒に行けなくてごめんって急いで出かけて行った

私は久しぶりに3人でお出掛けだと
すごく楽しみにしていたのになんだかがっかりした
ヨンミンお兄ちゃんが僕たちもそろそろ行く？
と言って私を見た
そう言えばヨンミンお兄ちゃんと二人だけで出かけるのは初めてだ
私はまるでデートみたいだと思ってしまった

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