最強！！ (ページ31)

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あの集会で天竺を倒すこと、九井の奪還
珍しくタカやんとスマイリーが集会に来てないと思ったらついさっき天竺のやつらにやられたんだとか…
明日の戦いには2人はもちろんはっちゃんも行かないことになった
きっとあの2人が目を覚ませば決戦に参加しようとするからそれを止めるためにはっちゃんが残ることになった

ﾕｳ｢今日がその日なんだよね…｣

いつもの河原に来てゴロゴロしていたらいきなりユウが口を開いた

『おう』

ﾕｳ｢姉ちゃん…まだ喧嘩やるの？｣

『ボクは守りたい人達がいるんだ…
マイキーにケンやん、タカやんに武ちん…ちーちゃんもオマエも守りたい』

ﾕｳ｢…｣

『守るんだったらそいつらの事をちゃんと理解して傍に居てやんなきゃだろ？(ﾆｯ
あと、マイキーはすぐに1人で溜めちまうし、オマエはガマンのし過ぎだ
武ちんは勝てもしない相手に突っ込んで行く
ちーちゃんは守りたいもののためならなんでする
ケンやんは…とくにないけどさアイツもガマンするときあんだよ
ボクが強くなったのはそんなみんなを守るため』

ﾕｳ｢姉ちゃんは女なんだよ？｣

『おう』

ﾕｳ｢女っぽくなくても女なんだ｣

『…おう』

ﾕｳ｢守られてるだけじゃダメなの？｣

『…圭ちんが死んだんだ…ボクが近くに居たのに
圭ちんはたくさんボクを助けてくれたのに
ボクは助けれなかった…
守られてるだけじゃダメなんだよ』

ﾕｳ｢そっか…｣

『ユウが自慢できるような立派な女になるからさ！
オマエは自分の未来、やりたいことを考えてろよ(ﾆｯ』

ﾕｳ｢ｸｽｸｽ)もう自慢の…っ！！姉ちゃん！！！！｣

『！？』

いきなり視界が真っ暗になった
地面に倒れて上に乗ってるユウを優しく抱え起き上がる

『ユウ！！！』

ユウの頭からは血が出ていた
すぐにバイクの後ろにせてユウの腕をボクの腰に回して落ちないように支える

ﾕｳ｢姉ちゃん…いつか千冬さんと結婚してね
喧嘩なんかやめてさ…幸せな家庭を作って
両親がいなくてもオレが幸せだったのは全部姉ちゃんのおかげ
きっと立派な母親になれるよ

だってオレの自慢の姉ちゃんだ、から…(ﾆｯｼｯｼ｣

その言葉の後に腰に回ってたユウの手が一瞬強く締められたけどそのあとすぐに力が無くなった

『っ…まってよ！！ボクが1番守りたかったのはユウなんだ！！
ボクを置いて行かないで…っ』

泣きながらバイクを走らせて病院についた
ユウは治療室に運ばれたが時間も経たずに無くなった