最強！！ (ページ14)

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武道sid
ピンポーン

チャイムを鳴らして出てきたのは背の低い男の子だった
招き入れられて千冬と一緒に入ればゴロゴロしているセイラさんがいた

『あれ？武ちんも来たの？』

千冬｢まぁ、昨日の流れで…｣

昨日千冬と話してセイラさんには未来から来たことは伝えないことにした
セイラさんはマイキー君とドラケン君、三ツ谷君には隠し事をしないって千冬が知っていたから

『…？？ボクに隠し事してる？』

｢｢！？｣｣

千冬｢相変わらずっすね…でも、今回のはセイラさんにはいえないです｣

千冬が頭を下げたからオレも頭を下げた
昨日の駄々こねセイラさんを見たあとだからもっと追求されるのかと思ったが『そっか』だけで終わった

武｢聞かないんすか？｣

『ちーちゃんがボクに隠し事なんて滅多にしないから
よっぽどのことか、ボクに関わることか…
喧嘩で解決しない事だったらボクにはなんの力もない
だったら聞くだけ無駄だろ？
それにその顔だったら2人が危険な目に合うような顔じゃない』

セイラさんはちゃんと信じてるんだ
自分になんとかできるものは千冬が隠さずに話すこと
ちゃんとみんなの顔色などもみて

武｢時が来たら必ず言います！！｣

『うん(ﾆｯｼｯｼ』

そのあとは弟のユウくんも交ざって一緒にゲームをやったり話したりした
セイラさんと千冬がお菓子を買いに行ってくれたため今はオレとユウくんの2人

ﾕｳ｢お姉ちゃん…ちゃんと友達いる？｣

｢え？｣

ﾕｳ｢お姉ちゃん、強すぎて小学生のとき大勢に囲まれたりしてたから…｣

｢セイラさんはみんなから慕われてるすごい人だよ
オレもセイラさんから沢山助けられてる
自慢の姉さん持ったな！｣

ﾕｳ｢お姉ちゃんを護ってあげて！！
…この間お姉ちゃんすっごい悲しい顔して帰ってきたんだ…
窓から見えたお姉ちゃんは悲しい顔してたのにオレの顔を見た瞬間無理に笑顔作って…
千冬さんがいるから大丈夫だと思うけど…｣

｢任せろ…セイラさんもお前も絶対オレが護る！！｣

ﾕｳ｢オレも！？｣

｢あたりまえだろ？(ﾆｯ
なんかあったらセイラさんだけじゃなくてオレや千冬にも言え！必ず助けに来る！！｣

ユウとメアドを交換してその後も暫く話した
きっとユウはセイラさんが大好きで、セイラさんもユウが大好きなんだと思う
ユウから聞く話はセイラさんの事ばかりだった

『たっだいま～』

ﾕｳ｢おかえりー！｣

セイラさんと千冬も交ざってお菓子を食べながら雑談をしてその日は別れた