始まり ページ5
「やぁ、迎えにきたよ」
「トム」
「ミア、荷物を持つよ」
「移動の間だけよ」
「でも、僕に持たせて…君の役に立ちたいんだ」
「ふふふ…あのトム・リドルがこんな事をしてくれるなんて」
「当たり前さ、君は僕の大切な人だからね」
彼女はレイブンクローのミア、僕の恋人だ
「次の授業は難しいから気が重いわ」
「ミアなら大丈夫さ。分からない事があるなら僕が手伝うよ」
「学年トップの貴方が手伝ってくれるなら心配はないわね」
「そう言ってもらえて嬉しいよ」
「ふふふ…」
彼女は微笑みながら僕の腕に自らの腕を絡め擦り寄ってくる
それを僕も受け止める
その行動に僕が揺れ動くことはないし面倒だが…この女のお陰で僕は時間を手に入れた
この女が僕の恋人である限り他の女に言い寄られる事は減った
まだある程度は面倒なのが残っているがそれもその内にこの女を排除しようと動く為に僕にはまとわりつかないだろう
こうして手に入れた時間で僕は僕でやることがある
‘‘………’‘
「……」
「トム？」
「何でもないよ…ん？ミア、この傷はどうしたの？」
僕は袖から覗くアザを見つけ腕を掴む
「こんなの何でもなのよ。ただの負け犬がやる事だもの」
「誰かに何かされたのかい？」
「ふふふ…これも貴方と一緒にいる為よ。苦しくなんてないわ」
「ミア、ごめんよ。僕に出来ることがあったら何でも言って」
「大丈夫よリドル。貴方は私のものなんだから」
「あぁ、その通りだよ。ミア」
この女は便利だ
嫌がらせに屈しない精神に適度な学力と僕に対する独占欲全て合格だ
勧めてくれたノットに感謝だな
その後、教室に着き授業を受け休憩時間になると僕はすぐに図書室に向かい
目当ての本を手に取る
図書室の隅に移動して気配が薄くなる魔法をかける
誰にも邪魔される訳にはいかない
僕が手に取った本は3冊
‘純血一族の家系‘
‘魔法薬学の権威‘
‘世界の魔法生物‘
さぁ、始めよう
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マリアンヌ(プロフ) - はじめまして。主人公の性格がすごく好きで、小さなリドルがとても可愛いです！原作の彼にも、こんな風に受け入れてくれる誰かがいれば･･･とふと考えてうるっときちゃいます。これからも更新、楽しみにしています。 (3月30日 15時) (
レス) id: 1f5a49a19a (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルデモート狂 - めちゃくちゃ好きです…！リドルの性格を残したまま夢主にずぶずぶはまって、今のところ振り向いてもらえないところまで！続き待ってます…！ (2月22日 16時) (レス) id: b51b55022c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - リドルの夢小説なかなかないので嬉しいです！！！！！！あと！！！夢主がトムと同じ学生じゃないのも！！！！！すき！ (9月4日 20時) (レス) @page2 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ｍ(プロフ) - コメント失礼します。続編、おめでとうございます。いつも、楽しくて面白い小説を書いていただき、本当にありがとうございます。そして、更新お疲れ様です。これからも、作者様のペースで楽しく小説活動を続けて行ってくださると、とても嬉しいです。 (8月31日 23時) (レス) @page1 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2023年8月31日 1時
