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キャー！
…ワー！！
『…フンフン…ルンルン…』
周りから聞こえる絶叫に私は鼻歌を口ずさむ
実に楽しい…
さぁ、次は何をしようかな…
上がる口角を抑えずに私はリドルの隣を通り過ぎる
周りを見渡すリドルの目に私は映らない
さぁ、次は簡単に見破られないぞ
「リドル、彼女は見つかりそう？」
「本気で欺く努力をしてるAは見つけにくい」
ミアは先生の魔法では治らなかった化粧を直しに寮に戻った
「他の生徒達は躍起になって探してるよ」
「取り敢えず今は授業に向かおう、流石に授業の邪魔まではしなと思うから…」
「あ、リドル」
「え？」
ピンポーン
「は？」
僕は音のする方に目を向けるとそこには赤いボタン
どうやら踏んだ様だ
気がついた時には遅かったボンっと言う音と共に周りが煙で包まれた
「ゴホゴホ…リドル大丈夫かい？」
「あぁ…」
「リドル…君なのかい？」
「そういうノットもだよ」
「え？」
煙がはれて窓硝子に映った姿を確認するとそこには長い髪の僕に短い髪型のノット
「何これ！？」
「一緒にいた人と髪型を入れ変える魔法だよ。煙幕はおまけかな」
「いや！落ち着きすぎでしょ！これ戻るんだよね！？」
「多分ね」
「えー」
「この位で助かったよ。廊下も注意して歩かないとね」
僕は長くなった髪を耳にかけて教室に慎重に向かう
教室に入ると色とりどりの髪色の生徒にしゃべる度に口から煙が出る生徒、耳が伸びていたり、鼻が倍になっている生徒も居た
「確かに…これよりはマシだ…」
「うん」
「あ、あの…トム…」
「ん？」
名前を呼ばれて見るとそこには見たことのない生徒
かと言っても今はほとんどの生徒がいつもと違う為、もしかしたら知っているのかもしれない
「か…髪が…」
「…あぁ、僕もやられてしまってね」
「こ…これ！」
「え？」
ズイっと手渡されたのは長いリボン
「髪を纏めるのに使って！」
「ありがとう」
僕と微笑んで受け取ると女生徒は頬を染めて走っていった
「僕の髪型のお陰でまた新しい層の指示を得たんじゃないか？」
「面倒なことが増えるだけだよ…でも…面白くなってきた」
僕は手に持つリボンに唇に寄せて笑う
「うわ…凶悪な笑顔だ」
「ふふふ…油断したね…A」
「え？見つけたの？」
僕はリボンで髪を片側にゆるく結びノットに笑いかける
「Aの悪い癖が出たんだよ」
「彼女の癖？」
「Aはジッとして居られないのさ」
「？？」
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マリアンヌ(プロフ) - はじめまして。主人公の性格がすごく好きで、小さなリドルがとても可愛いです！原作の彼にも、こんな風に受け入れてくれる誰かがいれば･･･とふと考えてうるっときちゃいます。これからも更新、楽しみにしています。 (3月30日 15時) (
レス) id: 1f5a49a19a (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルデモート狂 - めちゃくちゃ好きです…！リドルの性格を残したまま夢主にずぶずぶはまって、今のところ振り向いてもらえないところまで！続き待ってます…！ (2月22日 16時) (レス) id: b51b55022c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - リドルの夢小説なかなかないので嬉しいです！！！！！！あと！！！夢主がトムと同じ学生じゃないのも！！！！！すき！ (9月4日 20時) (レス) @page2 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ｍ(プロフ) - コメント失礼します。続編、おめでとうございます。いつも、楽しくて面白い小説を書いていただき、本当にありがとうございます。そして、更新お疲れ様です。これからも、作者様のペースで楽しく小説活動を続けて行ってくださると、とても嬉しいです。 (8月31日 23時) (レス) @page1 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2023年8月31日 1時
