情報共有 ページ14
「A」
『あぁ、リドル悪いね』
私は初めに連れて行かれた教室でリドルを迎えて教室に防音と施錠の呪文を使う
「どうしたの？」
『リドル…今日は情報の共有だ』
「バジリスクの？」
『そう、あれは秘密の部屋にいる』
「秘密の部屋？」
『あぁ、サラザール・スリザリンが遺したものだ』
「そんな部屋がホグワーツにあるの？」
『この学校は広いからね』
「…どうしてAはそんな事知ってるの？」
『ダンブルドア先生に聞いたのさ』
「ふーん」
『まぁ、リドル座りな』
杖を振ってテーブルと椅子を用意して続けてポットとカップを出す
「…Aがお茶を入れるの？」
『あぁ、コレは厨房から取ってきた』
「厨房？」
『おや？リドルはまだまだホグワーツの探検が済んでいないようだ』
紅茶を淹れてリドルに渡すと彼は素直に受け取りカップに口付ける
「…ビーズの淹れた紅茶の方が美味しいな」
『あはは、それは私も同じさ。今度帰った時にビーズに直接伝えるといい』
「そうするよ」
『さて、話が逸れたがまだ、あれの声は聞こえるかい？』
「うん」
『会話は出来るかい？』
「無理かな…まだ酷く混乱してるみたいで」
『そうか…ならあれから直接聞き出すのは難しそうだな…』
「部屋を自力で探すしかないだろうね」
『私がホグワーツに居た時には見付けられなかったなぁ』
「それは…厄介だね」
リドルは腕を組み眉を歪ませる
『仕方ないゆっくり探すことにするか』
「えらく悠長だね」
『ふふふ…久しぶりのホグワーツを楽しみたいのさ』
そう言う私にリドルは微笑んだ
「Aらしい」
『ははは…あ、所でリドル可愛い彼女が出来たみたいだな』
ピクっとリドルの肩が揺れた
「まぁね」
『他寮の子とは中々やるじゃないか』
「あぁ」
『何だい？照れてるのかい？』
私はリドルの頭に手を伸ばすがその手は軽く払われてしまった
「そんなんじゃない」
どうやらあまり深く聴かれたくないようだ
学生の恋愛は大いに良いと思うがこれ以上は藪蛇かな
「Aの部屋はどこにあるの？」
『ん？私の部屋はここから近いよ』
「防音呪文を毎回かけるのも面倒だから今度からはAの部屋に行くよ」
『あぁ、構わないが…』
「じゃぁ、今日は寮に戻るよ」
リドルは素早く立ち上がり椅子に座る私に歩み寄り
「おやすみ、A」
そう言って私の頬に唇をつけ頬を撫でてから教室から出た
『……偉く大人びたキスをする様になったものだ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 713人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリアンヌ(プロフ) - はじめまして。主人公の性格がすごく好きで、小さなリドルがとても可愛いです！原作の彼にも、こんな風に受け入れてくれる誰かがいれば･･･とふと考えてうるっときちゃいます。これからも更新、楽しみにしています。 (3月30日 15時) (
レス) id: 1f5a49a19a (このIDを非表示/違反報告)
ヴォルデモート狂 - めちゃくちゃ好きです…！リドルの性格を残したまま夢主にずぶずぶはまって、今のところ振り向いてもらえないところまで！続き待ってます…！ (2月22日 16時) (レス) id: b51b55022c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - リドルの夢小説なかなかないので嬉しいです！！！！！！あと！！！夢主がトムと同じ学生じゃないのも！！！！！すき！ (9月4日 20時) (レス) @page2 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ｍ(プロフ) - コメント失礼します。続編、おめでとうございます。いつも、楽しくて面白い小説を書いていただき、本当にありがとうございます。そして、更新お疲れ様です。これからも、作者様のペースで楽しく小説活動を続けて行ってくださると、とても嬉しいです。 (8月31日 23時) (レス) @page1 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紅澪 | 作成日時：2023年8月31日 1時
