入学の知らせ ページ1
「A！」
「ご主人様！」
『なんだい？二人揃って』
リビングに入ってきたビーズとリドルは何やら嬉しそうで私は読んでいた本をテーブルに置く
「見て！」
『ん？』
リドルから差し出された手紙を受け取り見ると
‘ホグワーツ魔法魔術学校’
『あぁ、入学の手紙だな、おめでとうリドル』
手紙をリドルに返しながら微笑むとリドルは嬉しそうだがどこか複雑そうな顔をしている
『それにしても…リドルがここに来てもう3年か…』
部屋を見渡すとリドルの私物や二人が写るビーズの作品に目をやる
「ホグワーツへの入学は喜ばしいことですが…坊ちゃんこの家から居られなくなると思うと寂しゅうございますね」
そう言ってビーズは私を見上げる
成る程リドルの顔の理由はそれか…
『確かに寂しいな』
リドルは顔を伏せる
『だが…長期休暇はいつでも帰っておいで。その時はまた一緒に過ごそう』
リドルの頬に手を添えて言うとリドルは私の手に自らの手を添え
うんと小さく頷いた
『さぁ、そうと決まれば入学の準備だ』
私は本を持ち立ち上がる私の腰上くらいしかなかったリドルの身長はこの3年で伸びた
今は私の胸くらいはある
「準備？」
『あぁ、手紙は開いたのかい？』
「あ、まだ…」
『開けてごらん。そこに入学に必要な物が書いてある』
「羊皮紙に…羽ペン…希望者は梟か猫または蟾蜍等を持ってきて良い」
リドルが読み上げるのをうんうんと聞いていると
「ナギニを連れて行ってもいい？」
手紙から音がしそうな程早く顔を上げ目を輝かせるリドル
『あー…』
ナギニはリドルと森に出かけた時に出会った
怪我を負っていてリドルと共に世話をしてから家の庭に住み着いた大蛇だ
その時に初めてリドルがパーセルタングだと知った
『ナギニはなぁ…』
開けていた窓から呼ばれたからかナギニがゆったりと入ってきて私の腰まで頭を上げる
「ダメなの？」
『悪くはないとは思うが…ナギニにはホグワーツは狭い。今より自由に動けなくなるだろう…ナギニを思うならここに居る方がいいかもしれないな』
ナギニの頭を撫でてやるとシューと鳴き声をあげる
「…そうか」
『リドル、学校に行く為には確かに離れないといけない物が多くあるが…また逆に学校からは得られる物が多く待っている。そんな顔をしないでおくれ』
先程打って変わって暗い顔をするリドルに私とナギニは寄り添う
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†NANA†(プロフ) - ページ11で、「八尾表」ってなんですか？ (2023年4月6日 2時) (
レス) @page11 id: ba491fb673 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - すごく面白いです！！ぜひ続き書いてください！ (2022年5月29日 10時) (レス) @page39 id: 525cb5e5d4 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 面白くてめちゃくちゃ好きです……続きを書くのかは分かりませんがとても面白かったです！！！ (2022年3月18日 21時) (レス) @page12 id: c4b035a296 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても面白くて一気に読んでしまいました！続きが楽しみです！ (2021年10月13日 13時) (レス) @page12 id: 15382b9e40 (このIDを非表示/違反報告)
ポテと(プロフ) - 面白いです。読みやすく楽しめました。続きも楽しみにしています。 (2021年10月6日 23時) (レス) @page4 id: 82c559de23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅澪 | 作成日時：2021年10月6日 13時
