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きんときさん視点


7時30分、いつもの場所から電車に乗る。
朝は通勤ラッシュで人が多く、座る余裕なんて無くていつものドア前に立つ。

元々は自転車通学だった俺がなぜ電車通学に変えたのか、
Nakamuたちにだってまだ言っていない。

電車がゆっくりとスピードを落とし次の駅へと到着する。
扉が開きどっと人が入り込んで来る

その中に1人いつも目で追ってしまうあの子がいる。

その子は人に押されながらも小さく縮こまりカバンをぎゅっと抱え込んでいた。

今日もかわいいな、なんて思いつつもあまり見すぎると
気づかれそうなので目線を他へと逸らす。


学校が違うためいきなり話しかける訳にもいかず、
どうしたらいいものかと考えている間に乗り換える駅に着く。
彼女もこの駅で乗り換えるらしく、ホームへ出て向かいの電車が来るのを待つ。

今日は運が良く彼女は俺の隣へ並んでいた。
自分より幾分か身長が低く、風に靡く綺麗な髪を見るたび
顔が熱くなるのを感じた。

そんな時、ふと彼女がこちらを向き目線が交わった。
彼女は驚いたのか目を大きく見開きふいっと顔を背けてしまった。

急にこちらに振り向いた彼女に驚きながら
見ていたのがばれちゃったかな、と内心ドキドキしつつも
自慢のポーカーフェイスできっと平然を装っていたと思う。

そんな中電車が到着し、多勢の人に混ざりながら乗り込んだ。

2回目に止まった駅で彼女は降りていった。

俺が降りる駅もこの次だからきっと学校は近いんだろうなと思うも
関わる機会が無いことに毎度肩を落としながら通学路を歩いた。

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とり(プロフ) - ふわいさん» 読んで頂きありがとうございました!青春モノを書くのは凄く楽しいんですけど、自分の心が痛くなってきます…笑 応援の言葉凄く嬉しいです。更新頑張ります! (2020年3月28日 1時) (レス) id: cef5760e89 (このIDを非表示/違反報告)
ふわい(プロフ) - めためた面白かったです!夢主ちゃん可愛い!自分もこんな子だったら彼氏いたんですかね(涙目)k nさんも可愛いっすね!ついったのにゃーはずるかったですねあれもう好き。純愛やっぱいいなー次回作も読ませていただきます!これからも頑張ってください! (2020年3月28日 0時) (レス) id: cec4aff1fe (このIDを非表示/違反報告)
とり(プロフ) - Ayanaさん» そう言っていただけてとても嬉しいです!次回作も頑張ります。 (2020年3月5日 23時) (レス) id: cef5760e89 (このIDを非表示/違反報告)
Ayana(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったです!次の作品も楽しみにしています! (2020年3月5日 20時) (レス) id: 31fa309b57 (このIDを非表示/違反報告)
とり(プロフ) - 炙りキャッサバさん» ありがとうございます。更新頑張ります! (2020年2月27日 0時) (レス) id: cef5760e89 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とり | 作成日時:2020年2月21日 0時

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