実践魔法の先生が色々テキトーすぎる件。【ツイステ】 (ページ8)

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13番目の王子の気持ち分かります？？？ページ8

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植物園に着くと、さっきまで食堂にいたラギーと、トレインせんせーの授業をサボっていたらしいレオナがいた。

授業出なさすぎてトレインせんせーがため息ついてましたよ。

「＿＿＿＿俺は第二王子。どうせ王になれる望みも薄いし、庶民と何も変わらねぇよ。」

『レオナは第二王子でしょう。ボクなんて第十三王子ですよ。十三。』

「えっ、A先生！？いつから…」

ラギーにびっくりされた。ちょっと傷ついてます。

……どうやら彼は家のことで悩んでいるようだ。

いつもならめんどくさいのでスルーしますが、ボクも教師ですからね。相談くらい受けてやりましょう。

「フンッ、自分より嫌な環境で育ってるヤツもいるってワケだ。俺が幾分か恵まれてるように感じるなぁ。」

『思ってませんよね、ボク一応先輩なんですケド。』

前言撤回。コイツ嫌いです。

レオナとボクは2つ差なので一応この学園で共に生徒として過ごしたことはある。

が、その時からまあ生意気だったもので。

ボクは仲良くする気なんてさらさらなかったですが、授業をサボりに植物園に来るとよく鉢合わせたので一緒に寝ていた。

そのくらいの距離感だったのが今でも続いてしまっている。

『それより、今日のマジフト大会に向けての寮長会議のことですが。学園長から言われる"提案"にはぜーったい反対してくださいね。』

「ほう？珍しいじゃねぇか。めんどくさがり屋のお前が人の意見に反対するなんてな。」

『まあ。少々気に食わない内容だったもので。キミたちも絶対嫌がると思いますが。』

嫌味を言われてるのは伝わります。

が、そんなことにいちいち突っかかるのもめんどくさくなってきたので諦める。

あの学園長は生徒の気持ちを分かっていないんだから。しょうがない人ですよもう。

「ふぁ〜……腹が膨れたら眠くなってきた。ラギー、昼休みが終わったら起こせ。」

『5限目はボクの授業ですからね。絶対出てくださいね。』

「オレ、レオナさんの目覚まし時計じゃないんスけど……って、もう寝てるし！」

『ふふっ、ラギー。キミも遅れちゃダメですよー、トレイン先生が怒りますから。』

「はーいッス。」

ラギーも大変ですね。主人がこんなだと苦労も耐えないでしょうに……。

そんなことを考えながら、ボクも重い足で職員室へ向かった。

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