実践魔法の先生が色々テキトーすぎる件。【ツイステ】 (ページ21)

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先生は猫派です。ページ21

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朝ごはんを食べに大食堂に来ると、ユウにグリム、レオナ、ラギー、ジャックの姿が見えた。

あの3人に囲まれてるとユウとグリムがまるで子鹿のようだ。

「＿＿＿＿＿＿エースとデュースも道連れだ。いざ、出発！」

『へ〜。みんな揃ってどこ行くの？』

「だから、アトランティカ記念博物館に……って

ぎゃあ〜！！A！？いつからそこにいたんだゾ！？」

「はうっ……A先生……！」

『なんでそんなとこ行くの？』

「じ、実は……」

………………うっわ。

馬鹿じゃないの？アズールと取り引きするとか信じらんないわー。ないわー。

めんどくさいから聞かなかったことにしよ…。

「そうだ。お前ら、危険な海の底に行くんだろ？コイツに付き添ってもらえばいいじゃねェか。なァ？」

『はぁ？』

「それはいい案なんだゾ！A！お前も来るんだゾ！」

『ちょっ、ふざけんな。おいレオナ！』

グリムに無理矢理引っ張られ、強制連行される。

クソっ、肉球が気持ちよくて振り払う気になれない……！

後ろでレオナが笑っている。覚えとけよマジで。

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鏡の間に着き、エース、デュースも来てくれた。

エースたちはグリムに引っ張られてるボクを見て何かを察したのか哀れみの目を向けてきた。

おい助けろや。

「このアズールがくれた魔法薬、本当に水の中で呼吸できるようになるのか？」

『ホントだよ。……まあ一度飲んでみたら？ボクは自分で調合したヤツを飲むから。』

ま、普通の魔法薬はクソまずいと思うけど。

ボクが調合したものなら味だって保証できる。
ぶっちゃけ効果より味の方が大事じゃね？

まあなんでもいいけど。

「んじゃ、せーのでいきますか。せーのっ！」

「ウッ……こ、これはっ……」

やっぱマズかったか……。こっち飲んどいて良かったわ。

ボクの育った瑞雪の国では魔法薬の研究もしている。味を変えることだって容易だ。

『さて、そろそろ効果が出るから早く行くよ。』

「はーい。」

『珊瑚の海連れてってー。』

こんなテキトーに言っても連れてってくれる鏡さん優秀。

とりあえず鏡をくぐり、海の中に入る。

おー。珊瑚礁きれー。写真撮ってマジカメあげよ。

「ゆっくり景色を楽しんでるヒマはねぇぞ。
早い所目的の場所へ向かおう。」

ジャックの言葉に頷いて、足を上手く動かし、泳いでアトランティカ記念博物館に向かった。

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