検索窓
今日:24 hit、昨日:34 hit、合計:49,310 hit

13話 ページ16








今日はついに決闘の日らしい。

ボクは他寮生なので見に行くことは出来ないけど、結果は目に見えているからねぇ。


何も起こんないといいけど……。






「グラミーちゃん、何してんの?考え事?もしかしてオレのこと考えてた〜?」

「フロイド、あまりAさんを困らせないであげてください。」





突然後ろから抱きついてきたフロイドと優しく見守るジェイド。

びっくりしたけど、ハグは嫌いじゃないのでおっけー。



そう。実はボク、モストロラウンジでバイトをしているんです。
今日はシフトが入っている日なのでオクタヴィネル寮に来ている。



学園の中でお金稼げるって結構お得じゃない?





『ていうか、なんでフロイドはボクのことグラミーちゃんって呼ぶの?』




バイト時の服装に着替えながらフロイドに話しかける。今日は機嫌が良いみたいだし。





「だってグラミーちゃん小さいし綺麗だし。それに〜、よくキスしてくれるから、キッシンググラミーみたいじゃん。」


『キッシング……?よく分かんないけどそうなんだ。』






ボクはホールの担当なので、お客さんに注文を取りに行く。


アズールいわく、ボクは女性らしい顔つきだからホールにいると毎年新入生が寄ってくるらしい。



看板娘扱いじゃん。もう。





『いらっしゃいませ〜、ご注文お伺いします。』

「え、あ、えっと…アイスコーヒー3つ…。」

『かしこまりました。ごゆっくりお過ごしください。』




まあ女扱いされるのもこの学園では悪くない。
ヤンキーが多いけどダル絡みされにくいし。





『ジェイド。それボクが持ってくよ、ジェイドはあっちお願い。』

「おや、Aさん。ありがとうございます。とても助かります。」





ジェイドがドリンクを持っていこうとしてたテーブルはさっき言ったようなヤンキーの集まりだった。


ジェイドが行っても問題ないだろうけど、困ったような顔でこっち見てたし。わざとだろうけどね。






「なあ聞いたか?ハーツラビュル寮で寮長が暴れてるらしいぜ。」

「マジかよ。海の底のココに来て良かったぜ。」





お客サマの会話が聞こえてくる。

リドルが暴れてる?もしかしてオーバーブロットとか……。
や、それはない……ハズ。





『お待たせしました、クリームソーダです。』

「お、おう。アザマス。」






みんな大丈夫かなぁ。


今日は一日不安で頭がぐるぐるしたままバイトをこなした。





14話→←12話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (101 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
347人がお気に入り
設定タグ:ツイステ , 男主 , 原作沿い
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

林檎と珈琲豆(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます!不定期になるかもしれませんが、面白いと思って頂けるような話を頑張って更新していきますので、これからも読んで頂ければ嬉しいです! (2022年8月6日 23時) (レス) id: 28265de769 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いですこういう小説待ってました!!更新楽しみにしてます、頑張ってください!!! (2022年8月6日 21時) (レス) id: 4c9728094c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:林檎と珈琲豆 | 作成日時:2022年8月6日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。