検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:29,475 hit

11 ページ11




握ろうとした手は、すり抜けて落ちた。


「……ぁ。」


モトキの顔が歪む。


そうだ、そうだよ。


モトキは死んでるんだ。


「……そ、うだ、俺、幽霊だったんだ。」


そう言って笑うモトキの顔はひどく悲しそうだった。


「行こう、シルクが待ってるよ。」


俺はモトキに何も言えなかった。


その事が、ひどく悔しかった。


なんで、


どうして俺は、


こんなに口に出すのが下手なんだろう。


「そうだなっ!」


俺らはお互いに分かりやすく張り付けた笑みで外に出た。


12→←10



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
38人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ち ゅ ん ぴ(プロフ) - Leafさん» ありがとうございます!!その言葉を励みに、日々精進しますね!これからも応援していただけたら嬉しいです。 (2018年6月20日 22時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
Leaf(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!続き待ってます (2018年6月20日 17時) (レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
chisa12(プロフ) - はらさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しておきますね。 (2018年4月26日 6時) (レス) id: 022154d35a (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグちゃんと外して下さいねー (2018年4月25日 21時) (レス) id: 3abbd88b82 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ち ゅ ん ぴ | 作成日時:2018年4月25日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。