【喧嘩松】トリップ少女、チート説２【おそ松さん】

４９.十四松とパーカー４ ページ9

十四松side



見つけた、やっと見つけた。

いつもは天真爛漫なあの笑顔とは裏腹に
僕の顔を見た途端に顔を涙で濡らす。



君の笑顔を見たいのに。笑顔にさせたいのに。

泣かせちゃってごめんね。一人にさせてごめんね。


「ずっと一緒にいたいよ。」その言葉さえ言えたらな。




「好きだよ、君が」そう言えればどれだけ楽なんだろう。




僕のパーカーを
掴んで離さないその手を握る資格は僕にあるのかな？


僕は君の背中をあやす様に叩いて頷くことしか出来ないよ。



無事でよかった、それだけしか言えないよ。







震える肩を掴んで濡れた瞳に目を合わせる。


『じゅ、しまつにーさん？』


十四「僕、難しいことはよくわかんない！

だけど、Aが悲しいのは怖かったのは分かる！」


『うん。』


十四「僕がAを笑顔にするから、笑って？」


『…！うんっ！』



涙目になりながら笑顔で頷くAに胸がｷｭｩとなる。




唇は好きな人どーしとするって聞いたから。

Aは"まだ"僕とはりょーおもいじゃないし、
今日はほっぺで我慢するよ！




十四「次は唇にさせてね！」


『えっ////』




好きだよ!!







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