友達なんて必要ない「honeyworks」 (ページ38)

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35話ページ38

貴女side

貴女(薬の…匂い…この匂い苦手だな…て、ここどこ？病院？)「目を開ける)」

？「目、覚めたか？」

貴女「…優？それに近藤先生…ここ保健室？」

先生「そうよ、気分はどう？」

貴女「…まだ少しボーッとします」

優「あの…さ、そろそろ手放してくれないか？」

貴女「手？…あ！ごめん、」

先生「ま、とりあいず熱計ってみましょ
はい、(体温計を渡す」

貴女「ありがとうございます…」(なんで私繋いでたんだろ…)

先生「何があったか覚えてる？」

貴女「えっと…体育で見学してて…雨が降ってきて雨宿りしようと思って移動しようとして…そこから覚えないです」

先生「多分そこで倒れたのね」

キーンコーンカーンコーン

先生「あ、授業終わったわね。瀬戸口くん、戻っていいわよありがとね」

優「はい、じゃあなA無理すんなよ」

貴女「あ、うん
あ、ありがと//(ボソッ」

優「あ、あぁ…」

貴女(今、優の顔が赤かったの気のせい…かな)

先生「その様子じゃ気づいてもらえたのね！よかったじゃない」

貴女「よかったんでしょうか…」

先生「え？」

貴女「人と関わりたくないから…友達なんていらないから…そう思って黙ってたんです。
けど髪を結ったらみんなにバレて引っ越したときのことを話したんです…そしたら私を受け入れてくれたみたいで…でも正直それでよかったのかわかんないしまた友達になって裏切られたりしたら…って考えたら怖くて…」

先生「そう…あ、体温計みせて …38度…ってよくこんなになるまで我慢してたわね。ちょっと我慢しすぎよ、とりあいず寝て、色々考え込んでるみたいだし今日は保健室にいなさい許可とってくるから」

貴女「…はい」

ガラガラ

貴女(なんか…最近寝れてないからよく寝れそう…)

………………
昼休み夏樹side

ガラガラ…

夏樹「Aーいる？」(返事ない)

夏樹「A？…あ、寝てたのか
寝顔可愛いな…」

蒼太「なつき、Aいた？」

夏樹「うん、寝てるよ」

春輝「え、マジ？話したかったのに…あの日以来してないじゃん？」

優「だから言ったろ寝てるってま、確かに気になることは山積みだけどな」

夏樹「二年になったときも寝てたよねA」

春輝「あのときはまさかAだとは思ってなかったけどな」

優「俺はなんとなく気づいてたけどな、じゃ戻るぞいても意味ないし」

夏樹「話したかったな…残念…」

夏樹「じゃあね、A元気になったらまた話そうね」