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魔力は感情によって左右されるのか。




私も感情が高ぶれば魔法が発動するのだろうか。




よし。私は席を立った。


「………私のオトモダチのウサギさん!私に力を分けて! 貴方のココロをぴょんぴょんさせちゃうよ☆魔法の呪文ピョンヤン、ネンミョン、パンサンギ〜♪ラノベっぽい本、飛んでけ〜!」




…………………。



なんも起こらない。

そりゃそうだよなぁ!ほんとに。あの魔法が使えるのはラビットウィッチの兎萌ちゃんだけだよぉ!!




………。
頭が現実にもどる。

カァーーーと顔が赤くなる。

いや何やってんだ私。図書室でやるのはマナー違反だって。ほんとすみません。

周りをみる。
まぁ、誰もいない図書室ですが、


うん。恥ずかしいわ。




結果、魔法は使えませんでした。

特におかしなことはなかったです。多分。









▫▫▫▫▫▫




ラドルファス様の執事のレイモンドでございます。




今、カオル様に、お茶でもだそうとおもい図書室に来たのですが、









色々とこっそり見てしまいました。




「…疲れていらっしゃいますね。」









少し時間を置いてから、カオル様の所にいきました。







「魔法の勉学お疲れ様です。一息つきませんか?頑張りすぎるのは逆効果ですからね。」







素早い反応しめしたカオル様
顔が強ばっていらっしゃる。







「んがっ!?…え、えと、ありがとうございます。」





(ぎゃぁあああああ!毒舌オカン登場!?変な声でたし!
いや、レイモンドさんに見られてたら死ぬ。ほんと死ぬ。絶対馬鹿にされるやつじゃん。)






私、カオル様にとって、毒舌なオカンなのですか。





あ、私相手の心が読めるのです。









カオル様は知っているはずなのですが、






少し阿呆でございますね。





そういうところがラドルファス様に好かれているのでしょう。








「紅茶とジンジャークッキーをもってきました。もしよろしければ食べてください。」






(おぉ!マジオカン!!!!!前言撤回、天使なオカンだよぉぉ!!)

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設定タグ:異世界転移 , 恋愛 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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作者名:Chiroru | 作成日時:2019年1月3日 15時

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