初任務【その5】 ページ12
『貴方は……？』
蚊の鳴くような声でそう呟いた。
暫くするとその天使のような生物から脳内に直接響いてくる声が聞こえた。
“私は貴方の味方です。貴方の精神に住む幽波紋です。”
『幽…波紋……？』
“はい。私は何時だって貴方の傍にいます。貴方は一人じゃあない。”
『……本当に……？』
一筋の涙が流れた。その雫は太陽でキラキラと輝いている。
やがてボロボロと目から溢れ出した。
私は一人じゃあない。
こんな一言で私は救われたのだ。
今でも救われている。
あの時、泣き出した私に天使は言った。
“私に名前を与えてください。”と。
空を見上げて、いや、空にいる母に向かって、私は声にした。
『貴方の名前は……天使……エンジェル･スウィッチよ。』
それからしばらくたったある日。私は父の死体に着いていた謎のピンバッジのようなものを調べていた。
そう、それこそがパッショーネの一員だと象徴する証であった。
私がパッショーネに入った理由はそこにある。
父がなぜギャングに入っていたのか。そして今更、何故母は殺害 されたのか。
全ての謎を解き明かす為。
それまでは、未だ 死 ねない。
私には幽波紋が付いている。
エンジェル･スウィッチがいる。
私はもうあの頃の弱い私ではない。
だから、お母さん、頑張るよ。
ちゃんと、見ていてね。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
テイラー･A
幽波紋名 : エンジェル ･スウィッチ
幽波紋能力 : 対象の人物の血液が自分の傷口に触れた時、その人物と自分の場所が入れ替わる。血液は量が多ければ多いほど、より遠くの人物と場所を入れ替えられる。(＝血の量と入れ替える時の自分と相手の距離は比例する)居場所を知らなくても適応する。
稀に能力を使うと気絶することがある。
破壊力 : C
スピード : A
射程距離 : ∞
持続性 : C
精密動作性 : B
成長性 : A
……
距離と血液の量は比例する。少量であればあるほど距離の近い人としか入れ替わることは出来ない。
Aの持っていた父親の血の量は決して多くなかったはず＿＿＿。
ということは、＿＿＿＿＿＿＿？
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しらとめ(プロフ) - 晴日空あかねさん» （レス出来てなかったので再度失礼します汗）告白だなんて…(照)嬉しさの極みです…泣 頑張りますありがとうございます！ (2022年10月6日 18時) (
レス) id: a1cf89d02d (このIDを非表示/違反報告)
しらとめ(プロフ) - ドリアンさん» （レス出来てなかったので再度失礼します汗）めちゃめちゃ嬉しいお言葉ありがとうございますっ！！！更新がんばります♩ (2022年10月6日 18時) (レス) id: a1cf89d02d (このIDを非表示/違反報告)
晴日空あかね(プロフ) - え！好きです！(唐突な告白)更新頑張って下さい楽しみにしてます！！ (2022年9月28日 17時) (レス) id: e70225fc42 (このIDを非表示/違反報告)
ドリアン(プロフ) - 続きすごく楽しみです(*'▽'*) (2022年9月25日 21時) (レス) @page3 id: f43b62c151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらとめ | 作成日時：2022年9月24日 12時
