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安室 side
彼らが去って行ったのを確認した後、物陰に隠れていた俺は先程殲滅されたばかりの組織の集会をしていた広場に姿を現す。
先日、組織の集会場所を突き止めた、と連絡が入り、地図が送られて来た。
情報収集の速さに驚きながら、彼らの実力をしっかりと知るために、隠れて様子を伺っていたのだ。
あと、正直心配でもあった。
彼らは自分より年下で、この前ポアロに来た時にアブサンは大学生だと言っていたように、2人ともまだ学生なのだ。
いくら日本人ではないとしても、世界にはまだ裏世界に関係してしまう子供達が居るのだという事実に胸が痛んだ。
だが、それらの心配は全て杞憂に終わった。
彼らは素早く、踊るように簡単に人の命を散らしていった。
積み上がった死体は一人一人を手を合わせて弔うのはとてもじゃないが出来ない程の数だ。
すぐ側で彼らの気迫に、恐ろしさに俺は冷や汗が止まらなかった。
まだ俺よりもずっと年下なのに、殺しに慣れている。と言うか、好んで人を殺しているようだった。
後始末のためにも風見に連絡をする。
ワンコールで出て来るあたり、向こうはある程度手が空いているのだろう。
風見『はい。何でしょう安室さん。』
安室「、、風見。大量の死体の処理を頼む。
あと、あれは、駄目だ。あれは、規格外だ。あれは、子供なんかではない。」
はぁ、と気の抜けた返事が返ってきた。
アブサンとジムビーム、あの2人は人を簡単に躊躇なく殺してしまう。
それに、あの戦闘センスを前にしては、どれだけの戦力を持ってしてでも勝てないだろう。
安室「どうやら俺は、とんでもないヤツらと出会ってしまったらしい。」
風見『そう、、ですか。こちらでももう一度調べてみます。何か分かるかも知れません。』
安室「あぁ、頼んだ。」
ピッ、と無機質な音を立てて通話を終了させる。
さて、彼らを組織はどうやって使うのだろう。
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キムチ - 続きが気になりすぎてやばいです (2月19日 8時) (
レス) id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
うえ〜い - めちゃめちゃ続きが気になります〜天才ですか？ (6月8日 9時) (レス) @page47 id: 3fe700da3b (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - 前のコメントめちゃ勘違いでした。本当にすみません(＞人＜;) (5月14日 22時) (レス) @page44 id: efc5479664 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - コメント失礼します。この作品が別サイトの作品に凄く似ているので聞きたいのですが、この作品は何か参考とかされてるんですか？ (2023年3月6日 22時) (レス) @page6 id: 4475659f7a (このIDを非表示/違反報告)
havix - グハッ!…この作品に撃ち抜かれました…ﾁｰﾝ…… (2022年12月26日 20時) (レス) @page47 id: a15aad9fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちりめん しらす | 作成日時：2022年4月24日 14時
