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安室 side
信じられない。いや、信じたくない。
取り引き先で彼らは見事に毒を見抜き、ゾムークに至っては毒を体内に入れていた。
しかし、何も変わった様子がないと言う事は毒への耐性があるのだろう。
その後もふと気づいた時には2人は居なくなっていて、交渉役に痺れを切らしたジンが脳天を撃ち抜き、室内にいた刺客を始末し終えた時、"終わった"と言って帰って来たのだ。
しかも、平然とした顔で手には血塗れのナイフを持ち、ハンドガンやライフルを握ってビル内を征圧したと言ったのだ。
後で死体を少し見たが、彼らは軽装備なのに対し、倒された刺客達は完全武装をしていた。
つまり、あの2人の技術と戦闘能力が尋常じゃないほど高いという事だ。
その事実に心の底から恐怖した。
それにあのセリフ。
syp『ビル内の武装集団を征圧してきただけですよ? 俺らの仕事でしょ?』
あの淡々と業務報告をするような声色。
彼らは人を殺すのをただの仕事の作業のようにこなしていたのだ。
さらに、彼らは21歳と17歳だと言う。
ピースの方はあらかじめ調べて分かっていたが、ゾムークもそこまで若いとは思わなかった。
ジン「あいつらは良い。
人を殺すのを一切躊躇わない。
それに、あの感じだと相当な場数を踏んでいる。」
ジンが先ほどからずっと上機嫌なのは彼らの働きが予想以上だったからだろうか。
バーボン「、、ええ。それにあの若さだとまだ伸びそうですね。」
そう返すのがやっとだった。
ジン「いずれ俺と並ぶ程の戦力になるかもしれんな。」
ジンの言葉に肯定する。
その可能性は多いにあるだろう。
彼らはただ強いだけではなかった。
頼まれてもいないのに、ピースは情報を抜き取っていた。
ベルモットが受け取ったUSBをパソコンに接続して確認しているのを俺とジンも見たが、およそ10年間ほどのあの企業の経歴から社員のことまでが事細かに載っていた。
恐らくゾムークもその手の仕事はできるのだろう。
ピースがベルモットに情報を渡すとき、当たり前といった顔をしていた。
ゾムークとピースは近い内にコードネームを手に入れ、幹部入りするだろう。俺はそう確信した。
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キムチ - 続きが気になりすぎてやばいです (2月19日 8時) (
レス) id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
うえ〜い - めちゃめちゃ続きが気になります〜天才ですか？ (6月8日 9時) (レス) @page47 id: 3fe700da3b (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - 前のコメントめちゃ勘違いでした。本当にすみません(＞人＜;) (5月14日 22時) (レス) @page44 id: efc5479664 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 - コメント失礼します。この作品が別サイトの作品に凄く似ているので聞きたいのですが、この作品は何か参考とかされてるんですか？ (2023年3月6日 22時) (レス) @page6 id: 4475659f7a (このIDを非表示/違反報告)
havix - グハッ!…この作品に撃ち抜かれました…ﾁｰﾝ…… (2022年12月26日 20時) (レス) @page47 id: a15aad9fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちりめん しらす | 作成日時：2022年4月24日 14時
