デート2 ページ7
『おおっ!』
鉄道に揺られること数時間
土方さんが行き先を教えてくれなくて、やきもち焼くこと数時間
「ここくらいはお前もしってんだろ」
『はい!某ネズミーランドですね!』
「某ってつけるな某って!」
私達は夢の国にいた。
『・・・これが皆魔法がかかったようにつけ始めるカチューシャか』
「言うな。聞こえるぞ。そんで、俺につけさせようとするな」
『土方さんこれ!でっかいネズミ!』
「ミッ○ーといえ○ッキーと!」
「夢の国に来て何故お化け屋敷にいかなきゃいけないんだ!」
『だいじょーぶ、怖くない』
「てめえはナウシカかっ!」
『でもこのお化け皆人間ですよ?』
「そーゆーんじゃ無くて・・・」
皆が、中毒になる。時間を忘れるって言ったのが分かったかもしれない。
まるで子供の頃に戻ったように、私は土方さんを引きずって遊びまくった。
「そろそろ昼にすんぞ」
『らじゃー』
あっという間に時間が過ぎ、軽くご飯を食べることになる。
ご飯はそのランドのキャラクターを模したものが多く、見た目も楽しめた。
『あっ、この耳つき田楽美味しい。食べることに罪悪感感じる見ためしてるど・・・っていうか土方さんさっきからこっちばっか見てどうしたんですか?冷めますよ』
「いや、Aが可愛いなあと思って」
ゆるりと微笑んでそんなこと言うもんだから、瞬間湯沸し器の如く顔が熱くなる。
『そっ、そりゃあNo.1キャバ嬢に磨いてもらいましたから。可愛くなれてて良かったです』
「そうじゃなくて。それもあるけど、普段真選組総監督という重責を見事やってのけるお前が、年頃らしく可愛い格好をして、こうやって楽しそうにはしゃいでいる。
しかもその姿を見れんのは俺の特権だと思うと、な。こう、込み上げてくるもんがあんだよ」
え、この人たらしだったっけ?というほど甘い台詞を吐いてくる土方さんに私はもうキャパオーバー気味。
『土方さんとだから、こうやって年頃の女子になりたいと思ったんです』
思わず口からポロリと零れた本音。恥ずかしくて下を向いてたから、土方さんの顔が赤くなっていたなんて分からなかった。
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りんこ(プロフ) - まっつーさん» 確認してびっくりしています。全く意識してなかったです!でもSPY ✕FAMILYは好きです。知らず知らずのうちに寄せてしまったのかも? (2023年2月5日 19時) (レス) @page41 id: 75b865d325 (このIDを非表示/違反報告)
まっつー - 最後のあとがきのこんにちはあるいはこんばんはってあったんですけどSPY×FAMILY好きなんですか? (2023年2月5日 15時) (レス) @page41 id: af3ec55cb1 (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - てんどんさん» やっと画像入手することが出来ました!遅くなってすみません…イメージ画像として登場人物紹介欄に貼ってもよろしいでしょうか? (2022年2月11日 13時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
こまよい雪狐(プロフ) - りんこさん» もちろんいくらでも待ちますよ!頑張ってください!応援してます! (2022年1月3日 23時) (レス) id: bdceb5c82f (このIDを非表示/違反報告)
りんこ(プロフ) - こまよい雪狐さん» ありがとうございます!次回作とは少し間が空いてしまうかもしれませんが、待っていただけると感謝感激雨霰でございます (2022年1月3日 18時) (レス) id: 5b2ad52f60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんこ | 作成日時:2021年8月3日 12時