Reunion～再会～④ (ページ16)

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あ「どうしよ…実家に帰るか…でもまたお見合いとか言われたらな…」

玉「お見合い⁈」

あ「うん。最近お母さんから良く言われるんだ。全部断ってるけど、この手で帰ったらまた激しくなるだろうな…。」

玉「うん、帰らない方が良いよ！そうしよう？何なら、俺から今後お見合いさせない様におばさんに断っておくから。」

あ「いや、そこまでしてもらわなくても…。」

玉「あと、明日退院したら俺の家においで？こうなったのも俺の責任だし、その方が俺も安心だし。」

あ「いやいや、そこまで迷惑かける訳には…」

玉「もう決まりね？明日、一回帰ってから迎えに行くから部屋で待っててね？」

いやいや、さすがに駄目でしょ？

同棲とは状況が違うけど、一緒に生活するなんて私の心臓がもたないんじゃない？

でも、本当に嬉しそうに話す裕太の顔を見てちょっと楽しみにしている自分もいた

あ「本当にいいの？」

玉「大歓迎だよ♪ 」

申し出に甘えて、退院後は裕太の家にお世話になる事にした

翌朝、裕太は“部屋片付けとく”って言って始発で帰って行った

朝一の検査で異常は見られず、紹介状を持って無事に退院する事になった

一度自宅に戻り、化粧品や着替えなどスーツケースに用意しているとインターホンが鳴り響いた