Reunion～再会～⑤ (ページ32)

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北｢さんきゅ。あ～、本当にタマでいいの？今ならまだ間に合…｣

玉｢ミツ…怒るよ？｣

北｢ヤベッ。｣

横｢懲りないね～。｣

玉｢もぅ、ミツが居る時はA連れてこないから!!｣

そう言うと、楽屋を後にしようとするから慌てて皆にお礼と挨拶をした

裕太の後ろを付いて行くと、エレベーターの前で他のグループの方々に遭遇した

いつもの癖で、裕太との距離を少し広げてエレベーターを待つ

｢玉森じゃん。1人で打ち合わせ？｣

玉｢えっ？1人…｣

後ろを振り返って私の位置を見て、呆れた顔をしている

玉｢何で離れてんの？｣

｢あっ、担当さんだよね？俺達も、前にお世話になった事あるわ。｣

あ｢その節はありがとうございました。｣

玉｢担当ですけど、今はプライベート。ちゃんとついてきて？｣

｢プライベートってことは…彼女？｣

玉｢奥さんだよ。｣

驚きすぎて言葉を失っているみたいで、私達が乗ったエレベーターを瞬きもせず見送っていた

玉｢何ニヤニヤしてんの？｣

あ｢してた!?｣

玉｢当てよっか？奥さん♪｣

顔を近づけて小声で言われ、また顔が緩んでしまう

あ｢もぅ…。｣

車の後部座席に乗り込み、約束していた結婚指輪を買う為にジュエリーショップに向かった