検索窓
今日:2 hit、昨日:16 hit、合計:101,721 hit

三十二話 ページ34

さて




さんざん俺の肩をハンカチに泣きまくった後に爆睡したこの大きい子どもをどうしようか

支えてるのも、この体制じゃ腰が痛いしな

そう思って腕から脱出し、江雪左文字を横抱きにした

髪はズルズルするしかないから、許してくれ







貴「左文字部屋······左文字部屋······あった」

離れから本丸に行き、てこてこ歩いていると、左文字部屋をやっと見つけた

着いたのはいいが、襖を開けられん

とりあえず開けてもらうか

貴「夜分に失礼する。審神者だ。両手がふさがって開けられないから、開けてくれ」

そう言うと、警戒したように襖が開けられた

襖の裏に······小夜左文字がいるのが分かった

貴「すまない」

溜息をつきたくなりながらも、足で襖を更に開いてから入った

最悪の事態しか考えてなかったなコイツら

貴「敷布団を出してくれ。此奴を寝かせたい」

小夜左文字は後ろで本体に手をかけていたが、宗三左文字が敷いてくれた

江雪左文字をそっとそこに置いて、俺は立ち上がって、襖に手をかけた

貴「助かった」

そのまま、帰ろうと足を出そうとした時、宗三左文字に呼び止められた

宗「待ちなさい······口頭試問です。あなたにとって刀とはなんですか?」

真意が読めない······が、真剣に聞いているんだろう

その誠意に答えるのが、義理というものだ

俺はくるりと振り返り、答えた

貴「俺は、刀は命だと思っている」

三十三話→←三十一話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (105 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
324人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , 新撰組 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふわ(プロフ) - 朧嶺月さん» ありがとうございます!明日更新するつもりです。お楽しみに! (2019年11月18日 22時) (レス) id: 7df268f107 (このIDを非表示/違反報告)
朧嶺月(プロフ) - 展開楽しみo(*゚∀゚*)o (2019年11月18日 4時) (レス) id: 9a0981a5e4 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 神奈さん» 好きと言っていただけてありがたいです!頑張ります! (2019年8月29日 22時) (レス) id: 7df268f107 (このIDを非表示/違反報告)
神奈 - この話好きです。更新頑張ってください。待ってます! (2019年8月29日 20時) (レス) id: 173ea3e1dd (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - いまづきさん» 応援ありがとうございます!更新頑張ります! (2019年7月12日 7時) (レス) id: 7df268f107 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふわ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。