今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:49,808 hit
小|中|大
* ページ29
K-side
Aが選んだ店
(姉ちゃんが選んだ、かな?)
は、いわゆるカジュアルフレンチっちゅう感じの店で、気取らずに食事が楽しめた。
昼間から、一杯ずつワインを飲んで、美味しい料理を食べて、デザートにはケーキまで食べた。
(たぶん姉ちゃんが頼んでおいてくれたんだろう)
初めは、少し緊張していた様子のAだったけれど、一皿ずつ料理が出てくるごとに、次第に表情をやわらげ、最後のケーキが出てきた時には、感動で目をうるうるさせていた。
『俺ひとりでは、
こんな顔させてやれんかったな。
姉ちゃんに感謝やな…』
そう思いながら、コーヒーを流し込む。
女の子と外でメシ食うなんて、何年ぶりやろう。
皆で飲み会〜とか、焼肉〜とかならあるけど、こんな風な『デート』って感じは久しぶりな気がする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
169人がお気に入り
169人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:myu | 作成日時:2019年8月30日 23時