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9月最後の土曜日。
まさに運動会日和といった、ぴかぴかの晴天。
色とりどりの運動帽をかぶった子供たちの笑顔と、どこか浮き足だつ保護者たち。
雲ひとつない青空を飾るように、万国旗が揺れている。
俺たちのダンススクールも、ゲストとして招かれており、講師から俺と岩ちゃんが参加することになった。
岩ちゃんを見るお母さま方の視線が熱い。
それに対して、にこやかに、爽やかに会釈で応える岩ちゃん。
『岩ちゃん連れてきて、正解やったな…』
きっとまた、キッズダンスの申し込みが増えるだろう。
実際に教えてるのは俺やけど、ま、問題ないやろ?
普段は会ったことのない、園長先生からも挨拶をいただく。
「先生方、
子供たちにダンスを教えてくださり、
ありがとうございます。
習っている子たちがね、
とっても楽しいって、
いつもお話聞かせてくれるんですよ…」
そんな風に言われて、なんか胸の中があったかくなる。
踊るのが好きで続けてきたダンスやけど、小さい子らにもそれが繋がっていってくれると嬉しい。
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作者名:myu | 作成日時:2019年8月30日 23時