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短編:5/9誕生日特別編 ページ33

※読みやすいようにページ順番移動しました※
山田さん誕生日特別編です、前の話とあまり繋がりがありません
_____________________

《ym side》
今、5月8日 23時45分
27歳最後の15分

仕事も早めに切り上げて
友達とのお祝いも控えめに電話だけ

毎年知 念は必ず家来てくれたけど
今のご時世に、舞台も控えてる知 念

さすがに来られないだろうな〜
明日も一緒の仕事ないし、はぁぁ…

…って考えたら
電話画面に【知 念】の名前が!!

山「あ!もしもし、ちぃ?」

知「いや〜電話の表示でわかるじゃん 笑」

知 念の声た!!

山「だって珍しいじゃん、ちぃから電話って」

お互い仕事上電話に出れない時間が多いから
いつもはメールの連絡けど

さすがに今日はね
でも俺はテレビ電話の方がよかったなぁ…

なぜが当日の0時ではなく15分前に電話くれだのが
多分少し話ししてからの「おめでとう」を言って、
寝る予定だと思う

知 念は早く寝る方だし
舞台稽古疲れてるから、仕方ないよな…

知「涼介、今なにしてるの?」

山「今?普通に家 笑」

知「一人なの?」

山「うん。ちぃは?今日、稽古?」

知「そう!もうすぐ開幕だから、皆気合い入ってる」

山「そっか、よかったな!俺も、見に行くからな」

知「本当?涼介、スケジュール大丈夫?」

山「うん!まぁ、初日は無理けど、とりあえず絶対来るわ」

知「嬉しい!ありがとう」

山「俺こそ、ありがとう!疲れてるのに、わざわざ電話くれて」

知「もぅ〜涼介なに言っての、去年僕の誕生日もテレビ電話くれたでしょう」

山「そうだね 笑」

知「そうだ!0時にプレゼントの配達、予約したから、ちゃんと受け取ってね」

山「え?!うちに?」

明日会えないし、しばらくは舞台忙しいそうだから
仕方ないけど

毎年は直接渡してくれるのに
寂しいなぁ…

もうすぐ日付変わる
ぜめてもう少し話ししたい!

知「すぐ開けといてね〜配達屋さんも残業してくれてるからさぁ」

山「おい!俺の27歳最後の数分は玄関で過ごして、28歳のはめましては配達のお兄さんなのがぁ?!」

知「僕と話してるでしょう。27歳の最後も、28歳の最初も、僕だよ」

山「えぇぇ〜なんかなぁー」

いやいやと言いつつ、玄関に向う俺

本音は、知 念が手配してくれると思うだけで
十分嬉しい

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作者名:ちネ.コ | 作成日時:2021年4月19日 4時

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