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翔太「なぁ、白々しすぎ。」
3階に辿り着くと掴んでいた袖口を離した。
私「すみません…。」
翔太「お前って気を許すとなかなか図々しいんだな。」
私「返す言葉が、ありません。」
翔太「はぁ…。
で、黙っとけばいいわけ。」
私「はい。
ご迷惑を掛けたくないので。」
翔太「なんで。」
私「なんでって！
渡辺さんが言ったんですよ！この前！」
翔太「…。
そんなこと言ったっけ。」
私「…。」
私は驚いてあんぐりといった顔をした。
翔太「…ノリ？で言ったから覚えてないわ。」
真摯に受け止めていたのに裏切られたような気分だった。
翔太「ん。」
渡辺さんは、手のひらを差し出してきた。
私「え？」
翔太「本、貸すんだろ。」
私「あ、はい！」
私は急いでカバンから鍵を取り出して
自室の中へと入った。
.
.
私「…。」
翔太「…。
お前、ふざけてる？」
渡辺さんは、渡した本の表題を見て呟いた。
私「今、…それしかなくて。」
翔太「『ばかでもわかる広告制作』って。」
私「明日、別の本買ってきますので。」
翔太「いい。めんどくせぇし。」
そう言うと渡辺さんは、自分の部屋へと戻って行った。
.
.
それから直ぐに荷物を置いてリビングに戻ると阿部くんだけがまだ残っていた。
温めておいたよと言われダイニングテーブルへ向かうと置かれていたのは、1人分だけだった。
亮平「翔太、軽くお客さんと食事してきたみたいで今はいいってさっき連絡あったから^^」
私「そうなんですね…。
阿部くんも全然私のことなんて気にせず上がってくださいね！
自分で片すので。」
亮平「そ？^^
じゃあお言葉に甘えちゃおっかな。
ちょっとやりたいことあるし。」
そう言うと阿部くんも自室へと戻って行った。
.
.
今日は、本当に濃い1日だった。
出張のこと、
ふっかさんに色々聞かなきゃだよね…。
渡辺さんとも災い転じて福となすというか…。
呼び方、変えなくちゃ……。
.
.
食事をしながらそんなことを考えているとあっという間に時間は過ぎ、
時計が10時をさそうとしていた。
私は、急いで食器を片して自室へと戻り就寝の支度を済ませた。
今日は、疲れていたせいかそのまま布団に入るとすぐに深い眠りへと誘われた。
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ちぃ☆(プロフ) - 淘蒼toaさん» 淘蒼さん、お返事が遅くなってしまい申し訳ありません。少し間が空いてしまいましたが、またちょこちょこと書かせていただきます( ˇωˇ) (2022年5月12日 21時) (
レス) id: 43f8d0ed3c (このIDを非表示/違反報告)
淘蒼toa - まってました！康二くん登場！これからどんな展開になるのか楽しみです。投稿頑張ってください、応援してます！ (2022年3月18日 11時) (レス) @page40 id: 1316baeae3 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ☆(プロフ) - 淘蒼toaさん» 淘蒼さん、コメントくださりありがとうございます！コメントいただけて嬉しい限りです(涙)これからものろまな更新になってしまうこともあるかと思いますが、読んでいただけたら幸いです^^ (2022年3月10日 20時) (レス) id: 43f8d0ed3c (このIDを非表示/違反報告)
淘蒼toa - 一気に読み進めさせていただきました、お忙しいとは思いますが、投稿頑張ってください、応援してます！ (2022年3月9日 10時) (レス) @page36 id: 1316baeae3 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ☆(プロフ) - amanonさん» amanonさんいつもコメントくださりありがとうございます(涙)楽しみにしていただけてなによりです！渡辺くんとの関係性も含め9人とのシェアハウスライフ今後も進めていきますのでお楽しみに。ほのぼのときゅんきゅんを交えて進めれればと思っています！ (2021年11月14日 14時) (レス) id: 43f8d0ed3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ☆ | 作成日時：2021年9月15日 18時
