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作戦 ページ10

貴「作戦話します。」

「「お願いします!!」」



今からGW合宿の目玉、音駒高校との試合が始まる


全国レベルの相手に変人速攻がどれだけ通用するか。



貴「まずは変人ペア、速攻は惜しまなくて良い。ガンガン使って」



「「おす!!」」


気合の塊が口から飛び出るかのような返事だ


貴「月島君、黒尾君から技を盗んで。あの子、多分すごいよ。」


「また”聞こえた”んですか」


貴「そうだね。なんか、いっぱい持ってるよ。あの子」


「…」


何言ってんだこの人…というような顔で見つめられる


挨拶した時に少し聞こえたんだ


間違いない







貴「西谷君!こっち来て」


「うっす?」




頭の上に大きなハテナマークを浮かべた西谷君は、駆け足でそばに来る






貴「多分、変人コンビ止められると思うんだ。言わなくても出来てる西谷君だけど、よく見ててほしい。

いつもよりも前めで。スパイクがゴリゴリ強いって人居ないから、前に落とされたりとか、フェイント系多いよ。」



「了解っす!…なんでそう思うんですか?」













貴「”聞こえたから”」






真剣な顔で、そう答えた。

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作者名:ちなつん | 作成日時:2022年4月29日 18時

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