サッカー少女は転生者パート4 (ページ46)

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１８６話ページ46

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明日香「これで雷門の鬼道になったな」

　私はベンチから立ち、鬼道と顔を合わせる。

鬼道「あぁ、これで俺はもう迷わない。

………それで、確認をして何がしたかったんだ？」

明日香「変わろう、鬼道」

鬼道「変わる……？」

明日香「今ここにいる鬼道は帝国じゃない。雷門だ」

　しばらくの沈黙。

　鬼道は考えて俯いていた顔を上げる。

鬼道「………！……なるほど、そういうことか」

明日香「試してみる価値はあるだろ？」

鬼道「あぁ、ありがとな、明日香」

　そう言うと鬼道は円堂と土門の元に駆けて行き、自分の考えを二人に伝える。

佐久間「雷門には雷門のタイミングってとこか？」

明日香「あぁ、私はそう思った」

佐久間「さすがだな、明日香」

明日香「これで上手くいくことを願うしかない」

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　後半開始。

　鬼道たちは早速実践するようだ。

鬼道「デスゾーン、開始！」

　三人はボールの位置まで飛ぶ。ここまでは一緒だ。

　しかし回転時間が長い。次第に回転もバラバラになる。

鬼道「今だ！」

円堂・鬼道・土門「デスゾーン！！」

　さっきまでとは違うデスゾーンを打つ。

　威力は落ちることなく、デスゾーンはゴールへと突き刺さった。

土門「やった！」

円堂「鬼道！」

鬼道「あぁ、デスゾーンの完成だ！」

　こうして円堂と鬼道と土門のデスゾーンは完成した。