【d！】悪魔に取り憑かれた系幼女lll (ページ38)

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初めまして共闘。ページ38

その人達を見て思わず駆け出した。ぎゅう、と抱き着いた。優しく抱きとめられて会いたかった、と優しく言われてまた涙がポロポロと零れ落ちた。

『アテンさんっ…！』

at「Aちゃん。会いたかったヨ」

hu「Aちゃーんっ！私にも熱～い抱合を頂戴！」

rr「お前…やめてやれよ。Aが可哀想だろ」

hu「なんですって？」

『ハウ姉様…！』

hu「はぁぁ…可愛いわぁAちゃん」

『ラルク兄様も』

rr「ん…A。久しぶりだな。」

3人とぎゅうぎゅうと抱き着いていると後ろからの視線を感じて振り返った。するとまぁ嫉妬やら束縛やらの視線が当たっている。1度3人から離れておにぃ達に紹介をした。

『えと、私の…恩人？です』

at「初めまして、アテンです。よろしくネ」

hu「ハウよ。オカマじゃなくて"オネェ"だからそこよろしくね？」

rr「ラルクだ。まぁ…よろしく頼む。」

gr「ふむ、不審者じゃないならまぁいいだろう」

特別に許してくれたグルにぃにありがとうと言ってサタン達の方に体を向けた。サタンとおにぃはタガイが予想より早く覚醒期間が来ている事にイラつきを感じているらしくオーラが真っ黒だった。

st「はぁ…どいつもこいつもさぁ…なぁんで僕達とAちゃんが結ばれるのを邪魔するかなぁ…？」

ci「たかが死神が…調子に乗るなよ？」

『…きっと、私が悪かったんだと思う。悪魔さんの想いを無視していたから。だから、私が』

────────ケリを、着けるよ。

しっかりと前を見てそう言った。後ろではアテンさんが偉い、ハウ姉様がかっこいいわ！、ラルク兄様が流石だな、と言っているのが分かった。タガイも隣にいて頭を撫でてくれた。おにぃ達は俺達もやなぁ、と武器を構えて腕捲りをしている。

『───────遊ぼう、悪魔さん。またあの時みたいにさ。』

st「──────そうだねぇ。遊ぼうか、Aちゃん。…本気の殺り合いをさ。」

貴方から貰ったナイフで。

君から貰ったこの姿で。

貴方の存在を。

君自身を。

──────────まっさらに消しましょう

──────────ずぅっと僕のモノにしよう

そこに冷たい風が吹いて通りすがった。悪魔は目を細め幼女、否少女はふわりと微笑む。

それを合図に全員が一斉に戦闘へと移った。